DevOpsパネルディスカッション:2017年は日本にとってアジャイルトランスフォーメーションの年?
今年こそは、と毎年DevOpsの機運に期待が寄せられつつも、米国、欧州での動きと比較してまだまだ本格始動していない、というのが毎年の印象でした。その中で、近頃、日本の大手エンタプライズ系の企業でのDevOps導入への関心の高まり、今までに無い変化を生む可能性を秘めています。
パネルでは、日本国内で長年DevOpsの普及に尽力されているプロフェッショナルの方々にご登壇いただき、日本ならではのDevOpsのあり方、どの様な事に留意する事がエンタプライズにとって重要ななのか、について熱く語っていただきます。
Outline/Structure of the Panel
パネルディスカッションの構成は、パネルコーディネータがパネラーに対して、いくつかの質問を投げかけ、それに対して各パネラーが屈託のない意見を述べる、という構成。
Learning Outcome
日本国内のエンタプライズは世界でも珍しい、独特のIT文化を作り上げている、と言われています。それだけに、欧米の新しい技術、特にDevOpsの様な文化的な面が強いものはそのままでは入りにくい、と考えられています。
このパネルを通して、欧米で広がっているDevOps文化をどの様な形で日本企業に紹介し、広めていけばいいのか、について、日本国内でのDevOps実績を持っているプロから経験談などを通して知る事が出来るのが目指しているゴールです。
Target Audience
DevOpsを企業へ導入する事を検討している企業経営者
schedule Submitted 6 years ago
People who liked this proposal, also liked:
-
keyboard_arrow_down
Tomoharu Nagasawa - あなたが欲しいのはDevOpsですか?それともビジネスの成功ですか?
60 Mins
Keynote
Beginner
DevOpsが日本でも取り上げられるようになり数年が経ちました。
DevOps Day Tokyo の開催も、Developers Summit Summer での基調講演も、2013年の出来事でした。その後、DevOpsと呼ぶかは別として機敏な企業で実践され、書き下ろしの書籍や翻訳書も増えてきました。
DevOpsもバズワードの仲間入りを果たし、メディアもベンダーもDevOpsをキーワードとしています。手段やツールに焦点が当たる中、バズワードに振り回され、迷い道に導かれる方も増えてきたと感じます。
このセッションでは、エバンジェリストとして ITの現場の苦悩と、ビジネスの現場の期待を背負ったDevOpsについて見てきた経験から、できるだけビジネスの視点でDevOpsに取り組むにあたって持つべき指針や姿勢について俯瞰して見ていきたいと思います。
-
keyboard_arrow_down
Seiji Kawakami - DevOpsの導入に有効だと思われるプラクティス達
45 Mins
Talk
Beginner
スタートアップや、WEB系の企業では当たり前になりつつある、アジャイルやDevOpsの概念の導入が、
大企業ではなかなか浸透しないのはなぜだろう?
いま、KDDIでDevOpsという概念の導入を取り組みを試行錯誤している中で、
これは効果が出ていると思うプラクティスをご紹介いたします。
すでに実践している人には当たり前、でもやったことが無い人、そしてDevOpsのOpsに属する方たちは、
意外とわかったつもりでわかってない、気づいていないことがあるかもしれません。 -
keyboard_arrow_down
Tsuyoshi Ushio - 今度こそわかる!DevOps プラクティス(技術系)の具体的実現方法
45 Mins
Demonstration
Intermediate
DevOps を導入してリードタイムを短くしたり、フィードバックサイクルを短くしたい。でも具体的にどうしたらいいのだろう?本講演では、このような声にお応えして、DevOps 技術系プラクティスを解説しながら、具体的なデモを踏まえてどのようにDevOps プラクティスを実装すればいいのかを解説いたします。技術プラクティスのみに集中するため、DevOpsの概要や、導入手法などは他のセッションをご参照ください。CI / CD, Feature Flags, Canary Testing 等々を生で体験して持ち帰ることができるチャンスです。お見逃しなく!
-
keyboard_arrow_down
Yoshiaki Yoshida - 開発組織を変革し DevOps を組織に広めるためには「経営層を巻き込むこと」が最重要である
20 Mins
Talk
Beginner
「DevOps を導入したい」
「技術的負債と向き合わないといけない」
そう感じているエンジニアは多くいると思います.しかし,急成長するスタートアップにおいて,新規機能の開発を優先することが多いのではないでしょうか?
また,経営層がエンジニアリングの価値を深く把握できていない場合,
「DevOps を導入するメリット」や「技術的負債と向き合わないといけない理由」が伝わりにくいのではないでしょうか?本トークでは,組織に対して課題を感じた私が,
経営層を巻き込むことで開発組織を変革した,実体験に基づく実践的なアクションを紹介します.- なぜ開発組織を変革するために「経営層を巻き込むこと」が重要なのか?
- どのようにして「技術的負債」を経営層に理解してもらうのか?
- どのようにして「信頼残高」を増やすのか?
そして DevOps の導入を最重要課題と位置付け,組織に広めるために実施したアクションとその成果を紹介します.
- どのようにして DevOps を組織に広めるのか?
- なぜウェブオペレーションの自動化が重要なのか?
- なぜ数値の可視化と効果計測が重要なのか?
DevOps のこと,技術的負債のこと,組織変革のことを一緒に考えませんか?
-
keyboard_arrow_down
Hiroyuki Ito - アジャイルじゃなくてDevOpsと言えるのか!? - ツールよりも敢えてプロセスを -
45 Mins
Talk
Intermediate
「DevOpsにアジャイルは必要ですか?」
最近、頻繁に受ける質問です。昨今、Docker・Chef・Ansible・Kubernetesなど、DevOpsを実現するためのツールの成熟とその活用事例が着実に増えつつあります。また、これらを紹介する書籍やオンライン記事も急増しています。
一方で、ツールに比重を置きすぎたり、ツールの導入・改善にばかり着目してしまうことで、本来実現すべきビジネス価値の創出(プロダクト改善)や、フィードバックによる成長といった側面(プロセス改善)が軽視されていないか?と言う疑問も感じています。
当セッションでは、DevOpsを「プロセスを促進する自動化技術基盤」と捉え、アジャイルの各種プラクティスと組み合わせることで、プロダクト開発の効率化、チーム・メンバーの学習・成長、およびステークホルダーとの協働を実現できることを、具体的事例に基づいてお話させていただきます。
-
keyboard_arrow_down
delete delete / delete delete - リーンスタートアップ・DevOpsとスマートなエンジニアリングの葛藤
delete deleteAgile Consultant / ManagerIPA Agile WGdelete deleteAgile Consultant / ManagerIPA Agile WGschedule 6 years ago
45 Mins
Case Study
Beginner
モノからコトへ。「作るシステム」から「使い続けるシステム」へ。昨今、顧客が求める価値に向かい、素早く継続的にサービスを提供しつづけるためには「リーンスタートアップ的な手法」や「DevOps」はかかせません。その一方で、クラウド技術の発展に希望を持ちつつも、従来型のアーキテクチャ設計は依然、事前の土台がためが必須です。「やりたいコト」と「用意しなければならないモノ」。この間に生じるズレや葛藤は、プロダクトオーナーの悩みの種となっています。
本セッションでは、私がこれまで支援してきた事例の中で、企画サイドや開発サイドがこの悩みに対しどのように動くべきだったのか、私なりのふりかえりを交えつつ、みなさんと考察を深めていきたいと思います。
-
keyboard_arrow_down
Hiroshi Yamaguchi - 我が家のDevOpsとぼく
20 Mins
Talk
Beginner
DevOpsのサイクルを作りたいと考える方は多いと思います。
しかし、いざ作ろうとしてもアジャイル・自動化・Infrastructure as Codeなどと取り組みたいことが多く、改善がなかなか進まない事があると思います。
また、世の中にあるツールの利用事例を真似をしようにも、利用している技術や環境のギャップから導入ができない事もあると思います。
このセッションでは、私達のチーム(Hadoopの運用チーム)で実際に行った事例を基に、何から始めると改善が進むのかを紹介します。