Literate Computing for Reproducible Infrastructure
国立情報学研究所では、2010年からプライベートクラウドを構築・運用しており、その中で、2015年から「Literate Computing for Reproducible Infrastructure(以下、LC4RI)」と呼ぶ独自の実践を行っています。
LC4RIは、「Infrastructure as Code」をベースにする点で、他の良く知られたDevOpsにおける運用手法と似ていますが、IPythonの開発者F.Perezの「Literate Computing」から発想を得て、一連の作業の「物語」をNotebookで表現するという特徴を持ちます。
このセッションでは、LC4RIのツールとプラクティスについて紹介します。そのうちのいくつかは、皆さんに新しい知見をもたらすでしょう。
Outline/Structure of the Case Study
デモを交えて、LC4RIのツールとプラクティスを紹介します。また、どのような考え方からLC4RIにたどりついたのかもお話します。
Learning Outcome
- 「その手があったか!」
- コードを書けるメンバがリードしスキルトランスファーを進める運用チームの事例を知ることができます
- 明日からLC4RIを始められます
Target Audience
システム運用に関心のある方、DevOpsのOpsに問題意識のある方
schedule Submitted 5 years ago
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山崎泰宏 - 運用(Ops)の自動化を目指すも何故か進まない、現場あるある打開策
45 Mins
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運用の自動化は誰もが目指す理想郷である。しかし現場を見てみると、意外にもその思惑とは裏腹に、導入は進んでいない。特に複雑な運用ほど自動化すれば効果が高いのに、実施されていない。
そこには、ひとえに運用におけるソフトウェア・エンジニアリングの考え方が不足しているのが理由に挙げられる。私達はソフトウェアを作り上げるように、運用を構成しなければならない。これはDevOpsに限らず、近年のSite Reliability Engineering (SRE)の骨子でも同様である。
本セッションでは、運用の自動化を進めるに当たって考慮すべき事項と、その実現手段についてはMicrosoft Azureを用いた一般的なものから、物理ネットワーク運用への適用など特殊なものまで、実例をいくつか交えて解説をする。