野球人・落合博満さんから学ぶ、アジャイルなマインドセット・プラクティス (DevOpsDays Tokyo 2022 Ver.)
皆さんは落合博満さんというプロ野球選手をご存知でしょうか。
選手として史上初の3回の三冠王、監督としては8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一を達成した野球界のレジェンドです。
実は落合さんは様々な本も執筆しており、その豊富な野球経験から野球人のみならずサラリーマンとして働く方々にも通ずるメッセージを残してくださっています。
最近では落合さんの著書ではないですが、「嫌われた監督」という落合さんが中日ドラゴンズで監督をしていた頃の番記者である鈴木忠平さんが執筆した本が10万部を超えるベストセラーとなりました。
「オレ流」とも称される従来の慣習にとらわれない落合さんの立ち振る舞いは、野球ファンだけでなく一般の方々、加えては私達が身を置くソフトウェア業界の一部でも話題になっているように感じています。
私は落合博満さんの著書が大好きでよく読むのですが、読み込んでみると落合さんの考えや行動は、ソフトウェア (アジャイル) 界隈で提唱されている組織論、マインドセット、プラクティスなどにも通ずるものがあるなと感じるようになりました。
プロ野球のプレイヤーとして培った技術的考えがソフトウェアの技術的プラクティスに似ているものがあったり、監督としての立ち振る舞いがスクラムマスターの立ち振る舞いに似ているものがあったりという発見がありました。
そこで 2020年12月に開催された Yahoo! JAPAN Agile 2nd (https://yj-meetup.connpass.com/event/193952/) では、落合さんの著書からそのように感じたことを紹介させていただきました。
今回のセッションでは、前回発表させていただいた後に発売された「嫌われた監督」などの本を踏まえながら内容をブラッシュアップし、落合博満さんを通じてアジャイルなマインドセットやプラクティスといったものを再確認するものとしたいと考えています。
Outline/Structure of the Talk
- 落合博満さんのご紹介
- 落合博満さんから学ぶ「アジャイルな xx 」
- ソフトスキル
- 技術的プラクティス
- 組織論
- なぜ落合博満さんの考えがソフトウェア業界に身を置く私にも刺さるのか?
- 日本プロ野球業界とソフトウェア業界の共通点を考える
- 日本プロ野球の従来の慣習に立ち向かった落合さんの生い立ちと、アジャイルの生い立ちの共通点を考える
- まとめ: ソフトウェア業界以外からも学びはあるという可能性
Learning Outcome
- 普段と異なる視点から、アジャイルに関する知見を再学習することができる
- ソフトウェア以外の業界からも、学びを深めるきっかけがあるということを意識できるようになる
Target Audience
ソフトウェア業界とは違う別の観点でアジャイルを考え、アジャイルに関する理解を深めたい方
Prerequisites for Attendees
事前準備なく開催できるセッションにする予定ですが、落合博満さんに関する著書や動画などをご覧になるとより有意義なセッションになるかと思います。
schedule Submitted 1 year ago
People who liked this proposal, also liked:
-
keyboard_arrow_down
Matthew Skelton / Alex Papadimoulis - Matthew Skelton: Interview with Q&A
60 Mins
Keynote
Beginner
We'll talk about Team Topologies and related topics.