4keys 導入のリアル〜ひと通りやってみて分かったこと〜
DORA metrics (4keys) を導入し活用していくには、乗り越えるべき障壁が多く存在します。このセクションでは、ノバセル株式会社における 4key の導入のきっかけから計測基盤の構築・活用に至るまでを振り返り、どのような課題がありどう乗り越えたのかについて紹介します。
4keys 導入の各フェーズに合わせて、三つのセクションに分けて紹介します。
- 4keys の導入フェーズにおける課題
- 4keys の計測システムの構築フェーズにおける課題
- 4keys の活用フェーズにおける課題
各セクションにおいて、我々が実際に直面した課題について掘り下げつつ、視聴者のみなさんにとって共感しうるポイントを織り混ぜてお話しします。
Outline/Structure of the Talk
このセッションは 4keys 導入における3つのフェーズに分けて、我々が直面した(そして、他の方も直面するであろう)課題と、それに対する取り組みについて説明します。
Section 1. 4keys 導入フェーズにおける課題
開発組織の生産性には多くの人が関心を持っていますが、実際に 4keys を導入する組織はまだあまり多くありません。導入検討段階においては、4keys の ROI を算出し実施する価値を示す必要があります。また、4keys を導入・運用するチームが必要となります。このセクションでは 4keys の ROI の算出方法や、4keys 導入を進めるにあたり適した組織体制について紹介します。
- ノバセルにおける開発組織の課題
- 4keys 導入の ROI
- 4keys および DevOps を推し進めるための組織・チーム作り
Section2. 4keys 構築フェーズにおける課題
4keys を計測するためには、メトリクスの収集・集計・可視化 を行う必要があり、簡単ではありません。このセクションでは開発工数をかけずに 4keys を収集する方法について紹介します。
- 4keys メトリクスの定義とカスタマイズ
- 4keys のデータ収集・集計・可視化のアーキテクチャ
- Low Code / No Code ツールの活用
Section3. 4keys 運用フェーズにおける課題
4keys は継続的に向上させる、ないしは一定以上を維持することが求められています。しかし、4keys を運用して DevOps の改善や維持につなげることは簡単ではありません。このセクションでは、4keys 運用の難しさと、4keys メトリクスをDevOps の改善にどう繋げていくかについて紹介します。
- 4keys と DevOps の関係性
- ケイパビリティにフォーカスする
- ノバセルにおける運用成果
Section4. さらなる前進に向けて
このセクションでは現状感じている課題や、今後の展望について紹介します。
- 指標のさらなる改善
- DevOps はビジネスに役立つか?
Learning Outcome
- 4keysの導入〜運用における課題やポイントについて理解が深まる
- 4keysの導入〜運用に至るまでのプロセスの理解が深まる
- 実際に4keysの導入をしてみよう・出来そうだ、と考えられるようになる
Target Audience
4keysを導入したいと考えているエンジニア・マネージャー
Prerequisites for Attendees
4keysという言葉を聞いたことがあり、概念をおおよそ理解していること。