これまで10年くらいふりかえり続けて思ったふりかえりに必要なたった1つのこと

location_city Online schedule Apr 8th 04:25 - 04:30 PM JST place のりたま people 1 Interested

10年くらいふりかえりを続けてきてわかったこと、それは「アクションが最も大事」ということです。

私のふりかえりは学生時代に始まり、社会人となった今もふりかえりをファシリテーションし、自分たちの活動をふりかえってきました。会社のスクラムチームで実施するだけでなく、学生と教授といった年齢差の大きいプロジェクトでの場や、他社のエンジニアとのイベント共催の後にふりかえりを実施してきました。

手法についても場に合わせてKPTに始まりYWT、さらにはStarfishやFLAPなど、様々な方法も試してきました。しかし、手法を変え続けてわかったことは、最終的に「アクション」に繋げることで価値を発揮できるということです。

実際にふりかえりの中でアクションを意識し、アクションを起こすことで問題の解決や精神的負担が軽減(本人の感覚では)されたように感じたので、アクションすることの大切さ、またアクションしやすいと考えらえる環境づくりについてお話します。

 
 

Outline/Structure of the Lightning Talk

  • 1, 2分: これまで試してきた手法
  • 1分: その結果、アクションが大事であるという結論に至った
  • 2分: アクションできるような環境づくりと、ファシリテーション

Learning Outcome

手法を変えることがふりかえりをよくするのではなく、次につながるアクションを見出せることがふりかえりの価値を上げること

Target Audience

ふりかえりを実践しはじめた人。また、ふりかえりを実施しているが、ふりかえりで終わってしまっている人。今のチームのふりかえりに違和感がある人。

Prerequisites for Attendees

少なくともKPTに代表されるふりかえり手法について、1つでも呼んだ経験があると嬉しいです

schedule Submitted 1 month ago

  • aki matsuno
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    aki matsuno / 98lerr / piro takahala - 古いから新しい! Project Retrospectives のふりかえり〜1年弱翻訳を続けて得た学び〜

    45 Mins
    Talk
    Intermediate

    わたしたちは、昨年の5月からProject Retrospectivesの翻訳を有志で進めてきました。
    翻訳を進める中で、本からはもちろんのこと、それ以上に翻訳作業の後に行うふりかえりで出てくる話から多くの学びがありました。
    本セッションでは、翻訳作業後のふりかえりで出てきた話をみなさんにシェアすることで、セッションを聞いてくださったみなさんが日々のふりかえりをこれまでとは違った観点で行えるようになることを目指します。

    当日に紹介する予定のふりかえり内容は以下の通りです。(詳細はOutline / Structureをご覧ください)

    • スクラムをやっていると中長期のふりかえりが抜けてしまう話
    • スタバでふりかえりを実施した結果、本音をがんがん言いあうことができた話
    • 本に書いてある内容を参考にチーム合宿をした結果おきた話
    • Artifact Contestを実践した結果、チームのふりかえりで共通言語が誕生した話
    • 失敗から学ぼうとか成功から学ぼうみたいな軸をあまり持たない方が良いのでは?(良い/悪い関わらず何らか自分たちが起こした行動が結果に対してどのように寄与したのかを考えることに学びがあるのではないか?)
    • 仕事を切り上げて飲み会でふりかえった際に起きた話
    • アート・オブ・アジャイル・デベロップメントの読書会で海外のディスカッションを見た時に、日本で悩んでいることと同じことに悩んでいた話
    • 内部向けのレトロとお客さま用レトロを別で考えるようにしている話

     

  • Akihisa Furuhashi
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    Akihisa Furuhashi / izumi ito / Jumpei Ito / Rei xxx - 実録!ふりかえりを400日間続けると人はどう変わるのか?ふりかえりをふりかえり!

    20 Mins
    Talk
    Beginner

    前回、実録!ふりかえりを60日間続けると人はどう変わるのか?ふりかえりをふりかえり!をやった4人のエンジニアがセッションで「これなら来年まで出来るよねー」って言った後の記録です。

    前回はたったの60日だけでした。今回は400日以上続けてみた記録をふりかえります。

    1年間続けると色々な学びがありました。60日間ではわからなかった学び、工夫、苦労したこと、ふりかえり続けて変わったことなど、1年間やってわかったこと、気づきを一緒にふりかえってみませんか?

    これを書いているときがちょうど365日、つまり始めてから1年がたちました。ふりかえりカンファレンスの時には400日を超えると思います。絶賛ふりかえり記録更新中!

    セッションではこんなことをふりかえります

    • 前に決めたルールで変えたことは?
      • 続けるのが難しかったルールは?
      • それをどう工夫したの?
      • 新しいルールはどうやったの?
    • 400日続けてどうだった?
      • 続けるための工夫は?
      • どんなときに続けるのが難しかったの?
      • 出来なかった日はどんな日?
    • 400日続けることで得られたことは?

    いろんな会社の人が集まってわいわいやった結果をわいわいふりかえります。

    どうぞお楽しみに


    ちなみに前回のルールはこんな感じ

    ふりかえりのやり方はこんな感じ

    • 何をふりかえるか?
      • おのおのがその日のふりかえる
      • ふりかえりたいことは各個人で決める
      • 60日間のログ(記録)を取って変化を楽しむ
    • ふりかえりの手法は?
      • 手法はみんな共通
      • 毎日変える
      • 前の日に決める
        • みんなが集まらなかったとき 左の図の番号とN日目と合わせる 2/1が1日目
    • やり方はやりながら変えていく
  • Ryo Tanaka
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    Ryo Tanaka - ポジティブとネガティブを両立させる ふりかえりのファシリテーション - Deep Democracy Retrospective -

    45 Mins
    Talk
    Advanced

    よくあるふりかえりの初期パターンとして反省会モードがありますね。全体的にネガティブなやつ。
    次に陥るパターンとして成功劇場(Success Theater)もありますよね。何が何でもポジティブにしていくってやつですね。

    ポジティブな話題が続いている中にポンと出てくるネガティブな話題は、ファシリテーターにも驚きがあります。
    それは参加者も同じで、気をつけないと場に冗談の類として吸収されて消えてしまいます。
    同時にネガティブな場でのポジティブさは同じく冗談の類として処理されてしまうかもしれません。

    これらはファシリテーターがなんとかしていくチャレンジですし、なんとかできるチャレンジです。
    どうファシリテーションすればいいのか、Howの領域まで踏み込んで話ができればいいなと思っています。

    そして、チームがふりかえりの中でポジティブさと建設的なネガティブさを両立して持ち続ける時、
    ファシリテーターもびっくりするような大きな躍動が生まれます。

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