location_city Tokyo schedule Jan 5th 01:00 - 01:45 PM JST place 1F Room C (72) people 22 Interested

皆さんは、会社の成長に伴って、組織の不整合やチームの心理的安全性に問題を抱えている、または抱えていた経験はございますか?

私達、株式会社Mobility Technologies (以下、MoT)は、JapanTaxi株式会社とDeNAのオートモーティブ事業の一部が統合して2020年4月に誕生しました。
統合前は競合であった『JapanTaxi』『MOV』両アプリのそれぞれの強みを活かす形で、MoTとして最初の顔となるタクシーアプリ『GO』を統合からわずか5ヶ月でローンチしました。

その後間髪入れずに、AIを活用した大型機能2つを2020年11月に同時リリースし、ダウンロード数No.1*の実績を誇るまで成長してきました。
また会社としてもアジア太平洋の国・地域において最も調達額が多いテックススタートアップとして日本から唯一ピックアップされるなど、期待と注目度が非常に高い企業にスケールしてきました。

順調なスタートをきれたMoTですが、その一方で会社が誕生したばかりで事業を急ぎ軌道にのせるために、タイトなスケジュールの連続、案件のスコープが大きくなり分割できずリリースサイクルが遅い、改善タスクが消化できない、案件ごとにチームメンバーが異なりコミュニケーションコストが高い、など様々な理由によりプロダクト開発メンバーの心理的安全性が下がったという課題が生じました。

その課題解決のために、MoTの『GO』開発チームでは2021年5月からLeSSを導入しました。
LeSSを導入したことで、ロードマップ上の案件と改善タスクを同時並行的に進められる組織体制に変革し、コミュニケーションが活性化して心理的安全性も改善されてきました。

本セッションでは2つの異なる組織とプロダクトがどのような仕組みを用いて組織とプロダクトを1つにし、「進化」させているのかについて、POとEMの視点からお伝えしたいと思います。

*App Annie調べ:タクシー配車アプリにおける日本国内ダウンロード数(iOS/Google Play合算値)調査期間:2020年10月1日~2021年9月30日

 
 

Outline/Structure of the Talk

  • 事業統合 〜夜明け前〜
    • 統合の発表、ライバル企業と一緒になる!?
    • 初顔合わせ、双方のプロダクト紹介
  • 事業統合開始
    • ミッションは5ヶ月で『GO』アプリを市場に届ける!
  • 『GO』リリース
    • One Team × One Productで開発、そしてローンチへ
  • 急成長・急加速する企業とプロダクト、その歪み
    • コミュニケーションコストの増加
    • 心理的安全性の低下
  • LeSS導入
    • LeSS導入に踏み切ったきっかけ
    • Small teamのプロダクトチーム形成
    • 個人の成長曲線とプロダクトの成長曲線を同時に上げる
    • 心理的安全性の向上
    • タクシーアプリ『GO』のプロダクト開発における組織的課題を見える化し、解決する仕組み化
  • これから
    • 現状の課題とNext Step

Learning Outcome

  • 競合がOne teamになり、短期間でOne productを出荷して進化させ続けている開発の進め方・組織体制・改善の取り組みのリアルを聞くことができる。
  • LeSSの導入がプロダクト組織にどのような良いインパクトを与えたのかを知ることができる。

Target Audience

組織とプロダクトを急成長させるべく、Scrum・LeSSを導入中および検討中の人たち

Prerequisites for Attendees

  • なし
schedule Submitted 1 year ago
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