最近のアジャイルな現場における傾向をオージス総研のモデラー目線で語る
みなさん、楽しく価値あるソフトウェアを生み出す開発ができていますか?
様々なアジャイルな現場で、アジャイルコーチやアジャイル導入コンサルを実践しているメンバー3名が出演。
最近の現場の苦労話や最高にチームが輝いた話を、モデラーっぽく様々な側面から話をします!
(ライブ感を大事に筋書き無しで臨むため、理解しやすく構造化した会話になるかは、当日の雰囲気)
議論は論点を分かりやすくするように、書籍『Discover to Deliver』の「プロダクトの7側面」を中心に話してみたいと思います。
「プロダクトの7側面」
- ユーザー:プロダクトの利用者や利用者の役割
- インタフェース:プロダクトとユーザーや他システムの相互作用
- アクション:プロダクトが提供する機能
- データ:プロダクトが対象とするドメインやデータ、それらの間の関係
- 制御:プロダクトが機能する際に守るべきルールや法規制
- 環境:プロダクトが利用される環境や開発する環境
- 品質特性:プロダクトが達成すべき利用上、または開発上の品質
アジャイルな開発をする際に「何を起点」として対話をするのでしょうか?
チームは「何の情報」があって、「どこの価値」を見いだすのでしょうか?
「プロダクトの7側面」から、最近の開発の話とかよくある現場の悩みなど、議論していていきます。
オージス総研の社内で行われている議論をRSGT参加者にも公開!
オージス総研ってどんな会社か!を体感して欲しいです。
当たり前だけど見落としてしまう「プロダクトの7側面」から、現場の状況と問題、その解決に向けた苦労話をみなさんに共有できればと思っています。
Outline/Structure of the Talk
- 会話の前提知識を合わせる
- Discover to Deliverの「プロダクトの7側面」について
- 現場の状況に合わせた捉え方(プロダクトの7側面より)
- SIer的な既にある業務やサービスの開発
- 新規に考えるスタートアップのような開発
- 現場がこれから挑戦して欲しいこと
- 会社の研修宣伝を少し
- Discover to Deliverの研修を実施しています!!
ビジョンから価値へ:バックログ・リファインメント実践者向けトレーニング
- Discover to Deliverの研修を実施しています!!
Learning Outcome
- 「対話が大事」っていうけど、対話ってどうするの?の答えがちょっとワカル。。。
- アジャイルの現場で、よく起こる事象を構造的に理解する
- アジャイルの現場で、上手く対話するための切り口を知ることができる
- 各々の現場で課題に直面した時に、どのように考えて紐解くと良いかのヒントがある
Target Audience
アジャイルな開発に挑戦し始めた人
Prerequisites for Attendees
特には無いですが、一般的なアジャイルやスクラムの説明はしないので、前提知識としてアジャイルマニフェスト、スクラムガイドは読んでいて、自分なりに理解している必要はあります。
Video
Links
- ビジョンから価値へ:バックログ・リファインメント実践者向けトレーニング
https://www.ogis-ri.co.jp/learning/l106201.html
schedule Submitted 5 months ago
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Hiroyuki Ito / Shigetaka Kumagai - 「笑顔の合意」のテクニック - 噛み合わない会話と対立を克服するための、エモさを排した実践的なスキルと技法 -
Hiroyuki ItoAgile Coach, DevOps Consultant-Shigetaka KumagaiEngagement Managerprivateschedule 8 months ago
45 Mins
Talk
Intermediate
お互いの論点がずれていて、会話が一向に噛み合わず、時間ばかりが過ぎていく。あるいは、「あの人の言っていることはいつも訳が分からない」「あの人とは相容れない」と憤った経験は、多かれ少なかれ皆さんも経験されたことがあるのではないでしょうか。また、このような会話や対立を「空中戦」と表現するのを見聞きしたことあるのではないでしょうか。
※以下、「噛み合わない会話と対立」の意味で「空中戦」と表記します。
こうした「空中戦」は、output/outcomeを出せずチームや個人のパフォーマンスを低下させるだけではなく、チームや個人のストレスを高め、チームの分解や離職のリスクにもつながり得ます。
一方で「空中戦」には、ある一定のメカニズムがあります。これを理解することで、解決を図ることは十分可能です。加えてそれらの方法は、後天的に習得できる、再現性のあるスキル・技術です。
このセッションでは、「空中戦」を終わらせ、相互理解や合意に辿り着けるようにするためのスキルおよび技術を、アンガーマネジメント・NVC(Nonviolent Communication)・マインドフルネスの3つの観点から、講演者自身の実践事例を含めて、「エモさ」を抜きに整理しお伝えします。
このセッションの内容を通じて、一人でも多くの方が「空中戦」を克服し、自信を持って行動しoutput/outcomeを出し続けられるようになり、結果多くの人の笑顔を花咲かせられるようになれば幸いです。
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Yasunobu Kawaguchi - ソフトウェア開発関係ない人向けに作ってみた、アジャイルにものを作るってどういうことか?
45 Mins
Talk
Beginner
ソフトウェア開発に携わってこなかった方向けに、アジャイルに開発を進めるってどういうことか?を伝えてほしい、という依頼がありまして、以下の流れで話しました。
1. ソフトウェア開発ってどういうものなのか (ユーザー企業観点)
2. 要件というのはどういう風に考えるのか (狩野モデル)
3. 新規サービス開発への狩野モデルの適用 (ユーザーストーリーマッピング)
4. スクラムとはなにか、DevOpsはなぜ必要なのか
ホロラボ社内や、クリエーションラインさんに呼んでもらって講演をしたのですが、なかなか好評をいただいたと思いますので、RSGTでもお話しできればと考えました。公開の場では今回が初のトーク提案になります。 -
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Miho Nagase / Kazunori Otani / Teppei YAMAGUCHI / Tsutomu Yasui / Yosuke Ota / Yudai Moriya - F1 お茶の水グランプリ'23
Miho NagaseAgile CoachAttractor Inc.Kazunori OtaniSenior Sales Engineer, ObservabilitySplunkTeppei YAMAGUCHISoftware Engineerfreee K.K.Tsutomu YasuiConsultantself-employedYosuke Otaソフトウェアエンジニア株式会社ブックウォーカーYudai MoriyaEngineerYahoo Japan Corporationschedule 8 months ago
45 Mins
Panel
Intermediate
Regional Super GT 2022、もとい、Regional Scrum Gathering Tokyo 2022を皮切りにスタート、5月の新潟GP、6月の大阪GP、8月の仙台GP、11月の札幌と、2022年には6回の開催を果たしたフィードバック1グランプリ国内ツアー、2023年の第1戦です!
初回から3戦連続の王座を守るyattom帝国の牙城は突き崩され、katzchang新時代へ突入!開催年月 開催地 チャンピオン
2022年11月 札幌GP katzchang
2022年8月 仙台GP katzchang
2022年6月 大阪GP yattom
2022年5月 新潟GP yattom
2022年1月 お茶の水GP yattomF1のFはFeedbackのFです。
アジャイルに関わる皆さんならきっと大好きなフィードバック、これを上手にできる腕を競う選手権です。この45分間のパネルセッションは、大喜利形式で行われる楽しいセッションです。
アジャイル開発で悩んだり困ったりしたシチュエーションをお題として募集します。お題に対して回答者はフィードバックコメントをし、もっともナイスフィードバックと思われる回答がポイントを獲得します。
ポイントの投票は回答者自身と、聴講者によっておこなわれます。
高評価の観点が参加者によって醸成されていく、ダイナミックでインタラクティブなセッションです。
最多ポイントを獲得した人はF1札幌グランプリの勝者となり、1年間、その栄誉が讃えられます。お題と回答の例その1
お題「僕はスクラムマスターです。上司がチームのパフォーマンスを気にしているので、ベロシティのグラフを見える化してみたんですが、どうでしょうか?」
回答1「上司にベロシティについての理解を問うてみてはどうでしょうか?」
回答2「ベロシティは顧客価値につながる指標なんでしょうか?」
回答3「デプロイメント頻度は計測できていますか?」お題と回答の例その2
お題「私はデベロッパーです。いつもテストをきちんとしようと思うのですが、プロダクトオーナーの期待するスピードで作ることができません。正直毎スプリントこんなにきっちりテストをするなんて足枷に感じてしまうのですが、どうしたらいいでしょうか」
回答1「テストをサボるとその足枷がどんどん重くなるのでは?」
回答2「一度テストをまったくしないで進めてみてはどうでしょうか?」
回答3「プロダクトオーナーを説得する役割の人はいないのですか?」出演者の情報です。
実況:ながせ(miholovesq)
解説:もりや(yudmo)
ドライバー(回答者):よた(yota)、てやまぐ(teyamagu)、やっとむ(yattom)、かっちゃん(katzchang)お題は下記のフォームで募集し、当日はその中から厳正なる抽選で採用されます。
https://forms.gle/2kbEnRqeAvU6EyFu7 -
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Masataka Mizuno / Makoto Takaesu / Takao Kimura - 役に立っていないスクラムから回復するための、4+1個のヒント
Masataka MizunoConsultant/Agile CoachOGIS-RIMakoto TakaesuCEOStudio LJ, Inc.Takao KimuraAgile CoachKanataku,LLC.schedule 8 months ago
20 Mins
Talk
Beginner
スクラムを型どおりに実践しているけど、「期待通りではない」「スクラムが役に立っているのか疑問だ」とか感じることはありませんか? 遠くから見るとスクラムを実践しているようでも、チームの近くでよく見るとどこかがおかしく、残念な状態ではありませんか? 毎日デイリースクラムを開いているし、スプリントの最後にはレトロスペクティブも実施してます。完成の定義もあります。しかし、チームの士気は低く、自律性も、改善もありません。
クリスティアーン・フルヴァイス、ヨハネス・シャルタウ、バリー・オーフレイムは、そのようなチームの状態をゾンビスクラムと呼び、そこから回復するための方法を41個の実験にまとめ、『Zombie Scrum Survival Guide(邦題:ゾンビスクラムサバイバルガイド)』を書きました。この本には、ゾンビスクラムの症状は次の4つの領域に現れると書かれています。
- ステークホルダーのニーズ
- 速い出荷
- 継続的改善
- 自己組織化
このセッションでは、『ゾンビスクラムサバイバルガイド』の翻訳者である3名が、書籍の内容を元にゾンビスクラムから回復するための実験をそれぞれの領域から1つずつ紹介します。また、チームを診断する方法についてもご紹介します。みなさんのチームがもっと良くなるヒントになれば幸いです。
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Kei Nakahara - ベンチャーから老舗メーカーに転職して卒業するまでにやった事、気づいた事(仮)
45 Mins
Talk
Beginner
本セッションでは、ベンチャー企業のソフトウェア開発にどっぷり浸かっていた私が、約10年前に老舗の大きな企業に転職して感じたこと、やったことをご紹介します。
私は約10年前に、人の関係がフラットで、反復型の進め方が中心で、何よりも同じ志を持った意識高い系のベンチャー企業から、強烈にサイロ化かつ階層化され、中長期の計画駆動な進め方が中心で、色んな志向の人々で構成された組織に転職しました。
入社当初はあまりの文化の違いに驚きましたが、一方で、大きな会社ならではの良い所やそれまでの自分にはなかった観点も多数見えてきました。
大企業の強みと弱みが見えてきた入社数年後に、私のベンチャーでの経験やソフトウェア開発の知見をもとに、大きな会社ならではの課題を解決し、大きな会社ならではの強みを活かせないかと考え、行動に移しました。
本セッションでは組織のサイロ化に起因する”守りの体制”の打破や、大きな会社のメリットを活かしたムーブメントの起こし方など、私がやってきた事と気づいた事をご紹介させて頂きます。
本セッションを通して、特に老舗の大企業を変革する際のヒントになればと思います。 -
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amix edcolor / Rinka Kyuma - Joy, Inc.と気づけば同じことをしていた、わたしたちのペアトーク
amix edcolorEngineerRelic Inc.Rinka KyumaStudentChiba Institute of Technologyschedule 7 months ago
45 Mins
Talk
Beginner
私たちは、筑波大学と千葉工業大学の4年生です。私たちのチーム、「いわき」は筑波大学のenPiTという授業内で組まれたチームのひとつです。そのチームでスクラムマスターをしている「amixedcolor」と、プロダクトオーナーをしている「たけのこ」が話します。
2022年の夏に筑波大学enPiTで行われた夏合宿でのあるひとつの取り組みについてお話しします。
私たちは、スタンドアップミーティングにおいて、ペアトークを行いました。ペアトークとは、何か全体で話す前に、一対一で話すことです。これにより、全員の意見をもれなく拾い上げることができます。実はこの取り組みがJoy, Inc.でも話に出てくる、メンローのPairing to Learnとよく似ていました。
本セッションでは、このペアトークについて以下の5点を話します。
- ペアトークとは何か
- ペアトークを採用するに至るまで
- やったこと
- ふりかえってみて
- ペアトークをやるには・やるポイント
一番最後の時間では、聴衆の皆さんと一緒にペアトークについてディスカッションしたり、聴衆の皆さんからのご質問にお答えしたりしたいと思います!