-
keyboard_arrow_down
Daniel Maslyn - Reaching the “Big Picture” In Testing and Quality / テストと品質における「全体像(ビッグピクチャー)」への到達
90 Mins
Keynote
Beginner
“When one looks to closely one sees too much, When one looks from far away one does not see enough, When one learns to look from the right distance, one sees the solutions” Maslyn - 2023
Our profession has no set rules. Shouldn’t it have something common to all practitioners though? There are methods and processes but there is no one method that can claim to be complete and take the place of common sense. One must learn to master their own ship of testing based on their natural talents for curiosity and experimentation tempered with smart choices in their years of experiences both positive and negative that shaped their learning process. I know of no one who said when they were little, they wanted to grow up to be a “tester” but I know many who found themselves in the situation to take on a massive responsibility to test systems which our fellow human beings rely upon and interacts with for mission critical processes day in and day out. Good testing is not easy. If it were, solely automated tools and machines would already be doing it. The real act of testing and quality management still requires the ability to focus sometimes quickly and efficiently one the smallest of details while still being able to in an instant zoom out and not lose the forest through the trees. How can we develop this “Testing Zoom” ? How do we take what seems like a show stopping defect with no solution or a lack of test data methods that present a possible show stopping issue an project defect and turn it into an opportunity and victory and even learn to improve in our automation, tools and skills to tackle harder and more difficult problems? We need to learn to work as a team and have a vision that is calibrated to take in the entire picture and the various aspects which are not just technological but very human indeed. You cannot learn this “test zooming” in a book. It comes from experience and sharing with others lessons learned in a way that builds up both a personal and a common archive of experiences. If it were possible to condense all of these collective these years of learning across decades into one book or one method or one lecture, the craft would not be worthwhile. Instead, it must be introduced and the mind and body must be trained over the years not unlike learning a martial art or music instrument. Testing is a craft that requires skill and trial and error. This requires sometimes following a strict set of rules and methods and then requires the tester to be willing to engage their intuition and senses and logic in many ways they probably never thought they were capable of. Sometimes these talents only come out when one is facing what seems like a seemingly insurmountable testing task or challenge. Only then does the testers innate skills come to bear. Testing and a true Quality Mindset require a living and learning approach that is not only based on tools and methods and context but also on empathy and adjusting the “zoom” and focus of your efforts to the right distance to get the needed balance and understanding of “the big picture”. But what is the “big picture”? Is it just the territory of the projects we find ourselves tasks with carrying out or is it sometimes in the greater whole of our societies and world where we have chosen to fulfill the testing roles we have to carry out? Why do some thrive in these roles and others seems to only endure them? And how does knowing how to learn this talent of seeing the whole and the parts as one develops. This session will explore these questions and hopefully give you the answers for yourself. Let’s reach for the big Picture together.
「近くから視ると多くを見すぎ、遠くから視ると十分に見えず、適切な距離で視ることを学ぶと、解決策が見つかる」ダニエル・マスリン - 2023
私たちの職業には決まったルールがありません。しかし、すべての実践者に共通する何かがあってもいいのではないでしょうか?手法やプロセスはありますが、完全であると言い切れる、常識に代わる方法はありません。人は、好奇心と実験に対する生まれつきの才能を、長年の経験の中で鍛え、自分自身のテストという船を使いこなすことを学ばなければなりません。そして、その学習プロセスを形成した、肯定的、否定的な両方の経験の中で賢い選択をします。
幼い頃から「テスターになりたい」と言う人はいないでしょう。しかし、私は、毎日毎日ミッションクリティカルなプロセスに依存し、相互作用するシステムをテストするという、大きな責任を引き受ける状況にある人にたくさん出会ってきました。
G.O.O.Dテストは簡単ではありません。もしそうなら、自動化されたツールや機械がすでに行っているはずです。テストや品質管理には、時には素早く、時には効率よく、細かいところまで集中し、時には瞬時にズームアウトし、木を見ながらも森を見逃さない能力が必要なのです。
この「Testing Zoom」をどのように開発すればよいのでしょうか?解決策もなく、テストデータの不足もあり、プロジェクトの欠陥となりうるような、目も当てられないような不具合を、どのようにしてチャンスと勝利に変え、さらに自動化やツール、スキルを向上させて、より困難で難しい問題に取り組めるようになるのでしょうか?
私たちは、チームとして働くことを学び、全体像と、技術的な面だけでなく人間的な面も含めたさまざまな側面を取り込むための調整されたビジョンを持つ必要があるのです。この 「Testing Zoom」は本では学べません。 もし、こうした長年の学習を本やメソッド、講義に凝縮することが可能なら、この技術に価値はないでしょう。代わりに、武術や楽器の習得と同じように、導入して何年もかけて心と体を鍛えなければならない。そのためには、時には厳しいルールやメソッドに従った上で、直感や感覚、論理を駆使して、自分では思いもよらなかったような方法で挑戦することが求められます。
このような才能は、一見すると乗り越えられないようなテスト作業や課題に直面したときに初めて発揮されることがあります。その時初めて、テスターの生来のスキルが発揮されるのです。
テストと真の品質マインドセットは、イキイキと学ぶアプローチを必要とするのです。ツールやメソッドやコンテキストに基づくだけでなく、共感し、必要なバランスと「全体像(ビッグピクチャー)」の理解を得るために、自分の努力の「ズーム」と焦点を適切な距離に調整することでもあります。
しかし、「全体像(ビッグピクチャー)」とは何でしょうか?それは、私たち自身が遂行しなければならないプロジェクトの領域だけなのでしょうか?それとも、私たちが遂行しなければならないテストの役割を果たすことを選択した社会や世界のより大きな全体像のことなのでしょうか?なぜ、このような役割の中で成功する人もいれば、耐えるだけの人もいるのでしょうか?そして、全体と部分を見渡す才能を身につけるにはどうしたらよいのでしょうか?このセッションでは、このような疑問について探求し、できれば皆さん自身がその答えを得られるようにしたいと思います。
一緒に全体像(ビッグピクチャー)へ到達しましょう!
-
keyboard_arrow_down
Jumpei Ito - (代筆)新潟の日本酒について
60 Mins
Keynote
Beginner
①神秘的な飲み物である日本酒ができるまでのプロセス(長い年月をかけてできたプロセス)30分
②プロダクトアウトとマーケットインの両立(地域を支える日本酒ネットワーク)30分
-
keyboard_arrow_down
Ikuo Odanaka - 不確実性に打ち勝つOKR戦略
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Advanced
前半パートでは不確実性の高い状況でのOKRのアップデート戦略を、後半パートではその戦略を実践した現場における事例を紹介します。
目標設定手法のOKRでは、何を目指したいかという問いに対する答え、気後れするような高いレベルの目標をObjectiveとして設定します。
そして、そのObjectiveにどれくらい到達しているかは成果指標であるKey Resultsで定量的に測定します。設定した段階で、Key Resultsはあくまで「この成果指標を積み上げることでObjectiveに到達すると思われる」という仮説に過ぎません。
KRを積み重ねる中で私たちは学び、その学びの中から仮説を、つまりKRを変更する可能性があることに気づきます。不確実性が高い中で有効なKR戦略、それは総当り的なKRを設定すること。
手札を切ること、アウトプットすることに重きをおき、セットベースで打ち手を打って当たりをつけていきます。
そして、向かう先が明らかになり、積み上げることで大きくObjectiveの達成に近づく成果指標が見えてきたら、今度はそれをKRに設定します。
この段階に来たら、KRのフォーカスはアウトプットからアウトカムへと移してゆきます。Objectiveの達成に近づく状況が明らかになっているので、
打ち手の数ではなく実際に生み出される価値を指標にしたほうがゴール達成への道筋が明確になるためです。この、不確実性が高い中でいかにOKRを設定し、どのように不確実性を下げ、目標設定にグッと近づくKRへと更新するアプローチは、自分の現場における経験から作り上げたものです。
2022年度、私たちが目指したObjectiveは「日本一の所要時間精度を実現する」という、それが達成された際に生み出される価値が明確で、かつチャレンジングで、チームの誰もが達成を目指さずにはいられないようなワクワクするものでした。けれども、どうなっていたら日本一といえるのか。その状態がわかったとして、どうやってそこにアプローチしていけばいいのか。ワクワクはするけれども非常に不確実性の高い道しるべでした。
まずは考えられる打ち手を打ち、自分たちの所要時間精度がどういう状況にあるのか見える化する環境を構築することを初手のKRとして設定しました。
そこからは「高速道路の所要時間精度はかなり高いが一般道に課題あり」という、Objectiveの達成に近づくための有力な注力ポイントが見えてきました。
その情報を頼りに、私達はKRのフォーカスをアウトプットからアウトカムへと変化させていきます。KRの更新は、表面上はすんなりと行くものでした。Objectiveの達成へ向け力強く前進できるものだ、ということに疑いはなかったのです。
けれども実際にアウトカム目標と向き合うと、そこには重圧がありました。とにかく手を動かせば達成できるアウトプット目標と異なり、アウトカム目標は
どうやったら達成できるか確実な方法は提示されていません。その重圧を乗り切るための動機づけ、チーム内における優先順位づけ。
心が折れそうなときに支えてくれたインセプションデッキ。チームが積み重ねてきたものが、重圧の中でも目標達成へ向けて動く原動力となり続けたのでした。 -
keyboard_arrow_down
Kazuki Mori - 徹底的に自分たちのプロダクトを検査する『自分たちでデモをしない』スプリントレビュー
20 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
みなさんのチームのスプリントレビューは機能していますか?
スプリントレビューは、スクラムの中でも特に勘違いされやすいイベントの中の一つです。
「レビュー」という単語に引っ張られ、POへプロダクトバックログの受け入れをする場にしてしまったり、ステークホルダ―に進捗報告をする場になってしまったり…。RSGT2023で講演された「スプリントレビュー Deep Dive」でも、各種のアンチパターンが公開されるとともに、スクラムに悩める人たちに衝撃を与えたのは記憶に新しいですね(読んでない人は是非読みましょう)。
スプリントレビューの形は千差万別。
ただし、どのスプリントレビューも、チームの生み出す「価値」をさらに高めたり、「未来」を共に創りあげるものであると私は信じています。このセッションでは「こんなスプリントレビューもあるんだ!」「面白そう!やってみたい!」と思えるような実践の姿をお伝えします。
「自分たちでデモをしない」スプリントレビュー
じゃあ誰がデモをするかって?
チーム以外の、その場に来てくれた人がデモをするんです。私たちのチームは、ソフトウェア開発のみを行っているチームではありません。
事業企画、マーケティング、ブランディング、営業、契約、設計、開発、リリース、運用。プロダクトに関わるあらゆることをチーム全員で行っています。
その活動に関わってきた色々な人たちに、スプリントレビューに来ていただいています。そして、こう言います。『ようこそ私たちのスプリントレビューへ!この時間は、皆さんと一緒にプロダクトの明るい未来を考えたいと思います。私たちのプロダクトを是非自慢させてください!いえ、むしろ、みなさんに自慢してほしいんです!是非、楽しんでご参加下さい!』
「毎週必ず価値を届ける」とチームで誓いを立ててから2年半、欠かさず価値を届け続けてきたチームが行っているスプリントレビューを皆さんに紹介します。
このセッションを聞けば、スプリントレビューに悩むみなさんの固定概念を打ち崩し、新たな道を開くきっかけになることでしょう。
※このセッションは、2022でお話しした「ビジネス x テスト。ビジネスのいろんな場所で活きる、アジャイルとテストのエッセンス」の続編です。是非こちらから過去のスライド(Miro)をご参照ください。
※実際にこの場にチームのステークホルダーを召喚出来たらいいなと考えています
※スクラムガイドの提示するスプリントレビューからはイメージが異なる場合があります。あくまでそういう姿もあるんだ、という風にとらえていただければ幸いです
-
keyboard_arrow_down
kyon _mm - アジャイルテストクイズ王 2023
45 Mins
Talk(Online Only / オンラインで発表します)
Advanced
「_ _ 、_ _ 、_ _ 、_ _ 」_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ ?
参考 : 【0文字クイズ】クイズ王、文字がなくても正解できる説
みなさんはどれくらいアジャイルテストを知っているのか?すっとその知識を出せるのか?不安になったり、どうやって成長すればいいのか悩んだりしたことがあるかと思います。
資格取得、読書、ワークショップ、業務での取り組みさまざまなものがありますが、その中でもライトに取り組めるのがクイズです。今回はみなさんにアジャイルテストのクイズを出してその知識や引き出し方を確認してもらえればと思います。
当日は10問前後からなる問題をだしてDiscordで最も早く回答してくださった方を勝者とします。また誤答によるペナルティはありません。
-
keyboard_arrow_down
Yusuke Uchida - 相互理解を目指す対話主体のコミュニケーションで心の負担を軽減し持続可能な組織変革を
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
組織変革を試みると様々な壁にぶつかる
より良いソフトウェア開発のため、より楽しく仕事をするためにと情熱を持って組織変革を試みると、様々な壁にぶつかることは少なくないと思います。
人と人とが関わる中で異なる意見に出会うことは避けられません。なんでわかってくれないんだろうかとしんどくなります。同じように悩んでいる人にもよく出会います。
アドバイスをもらうも理解しきれなかった
一方で、まるでしんどくないかのように活動し続けているように見える人もいます。苦しい場面に出会わないのでしょうか、彼らは超人だから壁にぶつかっても、ものともしないのでしょうか。
相談してみるとそんなことはないようで、コミュニティで色々なアドバイスをもらい、それらをまとめて発表させてもらう機会もありました。
しかし彼らのアドバイスだけでは、まだ自分のしんどさは解消しきれませんでした。
「他人を変えることはできない、変えられるのは自分だけ」
と聞いても、それは自分の夢や理想を諦め、情熱を捨て我慢するということなのかと悩んでいました。当時の自分は、彼らの言葉を表面的に捉えることしか出来ていませんでした。
アドバイスをどのように理解することができたか
そんな中
- 「誰もが正しい、ただし部分的には」(『SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意 メタスキル、学習、心理、リーダーシップ』)
というアジャイルの基本姿勢、対話の考え方に出会い、さらにその具体的な方法として
- 「表現の奥に隠れているニーズを理解する」(『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』)
- 「想定や関係情報を揃える」(『ファシリテーター完全教本: 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて』)
にも出会い、相互理解を目指す対話主体のコミュニケーションで心の負担を軽減できることに気づきました。
以前コミュニティでもらっていたアドバイスを見返すと、その裏のロジックを理解することが出来ました。
そしてここにマインドフルネスを組み合わせると効果が高まることにも気づきました。
対話を心がけていても、意見の異なる相手の言動によってはついついファイティングポーズをとってしまう瞬間もあります。少しでもその拳を上げずにおくために、心の情動を抑え対話を続けるためにマインドフルネスが役立つのです。
情熱を持って組織変革を試みる人はとても貴重です。
そんな人が心の負担で押しつぶされないために、自分の情熱を諦めるのではなく、異なる意見と対面した時の捉え方、コミュニケーション方法を変えることで心の負担を軽減できた例をお話ししたいと思います。
-
keyboard_arrow_down
Kaori Tokiwa / Azuma Miwa / Naoki Kojima / Takefumi Iseki / Yasuharu Nishi / やすよ おおの - Whole-Team Approach (WhTA) for babies
Kaori Tokiwaチームプロセス支援コンサルタント/ファシリテーターGraatAzuma MiwaGeneral ManagerSCSK CorporationNaoki KojimaQAエンジニアリンクアンドモチベーションTakefumi IsekiQAエンジニア / テストエンジニアテストの街「葛飾」Yasuharu NishiAssistant ProfessorThe University of Electro-Communications, Tokyoやすよ おおのQA株式会社RevCommschedule 6 months ago
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
Whole-Team Approachという単語は
誰もが知っていると思いますが、
やさしく説明できるほど理解している
アジャイルエンジニアは
そう多くないはず。
この大事なマインドセットのエッセンスを
赤ちゃんでもわかるようにしたのが本セッションです。「チーム全員で品質の責任を取る」
などと言われると難しそうな感じがしますが、
本セッションをなんとなく聴くだけで
そのイメージを感覚的につかめます。Webサービスのフロントエンドなど
身近なものに使われる一方で
ミッションクリティカルシステムのような
ガチガチの開発でも成功の鍵を握るとされる
Whole-Team Approachの基本を、
WhTAコンサルタントでありママさんでもある講演者とSigSQAの仲間たちが
赤ちゃんにでも伝わるように
と願って話す、このセッション。アジャイルの世界で必要な大事なマインドセットを
チーム全員と学ぶきっかけに、
あるいはプロダクトマネージャーやエグゼクティブへの贈り物に
ぜひ役立ててください。*○○ for babiesシリーズの絵本をヒントにセッションを構成しました
-
keyboard_arrow_down
ぱいん - PO,SMに送るテスト自動化の8原則に5箇条を添えて
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
テスト自動化8原則はテスト自動化研究会が提唱するテスト自動化における基本原則です。ただし、開発者向けに書かれている原則も多いため、そもそもどういったことがチームに起こるか想像しにくいのではないでしょうか。そこで、これまでの様々な経験や失敗を踏まえて、スクラムチームを運営する目線で5箇条を考えてみました。
- 初回リリースはあえて手動でテストをしよう
- ツールを考えつつ、何がしたいかも整理しよう
- 価値の下がったテストケースは捨てよう
- チーム全員でテストケースを見てみよう
- 失敗も経験してチームをレベルアップしていこう
-
keyboard_arrow_down
Yasunobu Kawaguchi - アジャイルテスター視点で、ユーザーストーリーマッピングを活用した効果的なプロダクト開発
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Advanced
要件定義してますか?テストの洗い出しできてますか?テスターはアジャイルテスターとしてプロダクトバックログ作成時点で入りこめてますか?
本セッションではプロダクトオーナーのバイブルの一つ『ユーザーストーリーマッピング』について解説してみます。日本語版出版からもう8年ほどたっているので、後続のプロダクトマネジメント書籍も出てきていて、知らない方もいらっしゃいそうなので、アジャイルでプロダクトと言えばこの本、というところを紹介していきたいと思います。
また、2009年出版の実践アジャイルテストでも、アジャイルテスターはプロダクトオーナーに助言を与えていくべきというモデルが提案されていますので、そうした話もできればなと思っています!
-
keyboard_arrow_down
manami Ozawa - なぜ「聴く」ということは難しいのか
45 Mins
Talk(Online Only / オンラインで発表します)
Beginner
アジャイル業界でもコーチングや関係性に着目するシステムコーチングが近年大事だと語られるようになってきました。アジャイル業界に関わらず、ここ数年で1on1ミーティングが実施される企業も増えており、職場の研修などでも「聴く」ということが大切だという話をよく聞くようになったかなと思います。
でも実際、「聴く」というのは難しいものです。
私自身、1on1を専業としてある意味「聴く」ことを仕事にしていますが(組織コンサルタントでもありますが)深めていくほどに「聴く」ことを理解して実行しているようで、まだまだだと身にしみることが多いものです。
コーチングやカウンセリングを実践する人たちは聴く技術を訓練した人であり、会社の外部からアプローチをするケースが多いからこそできるものがあります。
しかしながら社内で行う場合は多重関係(関係性で色々ある、上司部下など)であり、そもそも聴く体験をしたことがない人が行うので、より難易度が高いのです。
けれども「聴くこと」で社内にいるからこそできるアプローチがたくさんあります。
今回はそもそも「聴く」とはどういうことなのか、なぜ難しいのかにフォーカスしてお話したいと思います。
理論的な話もしますが、私自身が普段感じること、経験も含めてお話できたらと思います。
このセッションを通して、そもそも「聴く」ことは難しいことであるから、はじめからうまくできなくて大丈夫だという安心を渡せたらと思うとともに
「聴く」ことが我慢するなどしんどいイメージから、自分にとってメリットがあると感じてもらえる機会になったら幸いです。
一緒に「聴く」ということを考えていくセッションになれたら嬉しいです。
-
keyboard_arrow_down
aki matsuno - JUnitで学ぶTest smells撃退法
20 Mins
Talk(Online Only / オンラインで発表します)
Beginner
『xUnit Test Patterns: Refactoring Test Code』ではテストコードの不吉な匂いとしてTest Smellsが解説されています。
このTest Smellsは幅広いユニットテスティングフレームワークに影響を与えており、ユニットテスティングフレームワーク(xUnit)のバージョンアップ時には、Test Smellsの解消が容易になるようなアップデート内容が多く存在しています。
しかし、残念ながらこのアップデートは多くのPJでは活用がされていないことが多いようです。
例えばJUnit5ライブラリは2017年にリリースされたにも関わらず、大規模なOSSでも20%以下のPJしか2022年時点でJUnit5の機能が活用されておらず、結果的にTest Smellsが残存しているとのSurveyが挙がっています。本発表では、JUnit5の機能の中からSurveyで活用率が低いとされている幾つかの機能を紹介しながら、Test Smellsを具体的にどのように撃退していくのかを説明することで、Test Smellsの効果的な撃退方法を解説していきます。
-
keyboard_arrow_down
terahide ... - オレオレになりがちなテスト計画を見直した話
20 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Intermediate
テスト駆動開発を実践していると自然なのか意識してなのかは分からないですがテストや品質保証活動についての知見に近づいていきます。
ところでみなさん、普段のお仕事でテスト計画をされると思いますが、どのように計画されていますか?実はソフトウェアテストの国際規格があるのはご存じでしょうか?「ISO/IEC/IEEE 29119」がそうです。
そこで、上記規格で示されている事柄を4次元で整理した上で、昨今のアジャイルなテスティングの話を事例と共にお話したいと思います。
なお、上記規格の話は以下の本の内容を参考にさせて頂いております。
ソフトウェアテスト規格の教科書(ISBN978-4-9911379-0-7) -
keyboard_arrow_down
amix edcolor - 夢に挑むことは難しい、でも、諦めたくない 〜あなたの背中を押すセッション〜
20 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
このセッションは、夢に挑み続けるamixedcolorが、なぜ挑み続けられているのかについて熱弁して、あなたの背中を押すセッションです。あなたが夢について考えるきっかけを作ります。夢に挑むことは難しいです。でも、諦めたくない。あなたの夢はどんな夢ですか?あなたは夢を諦めたことがありますか?夢を諦めたとき、それは諦めたくて諦めたわけじゃないと思います。
もう一度あなたが夢に向かって歩き出すために。しのび足でも、すくみ足でもいい、もういちど夢をみて、夢に挑むために。このセッションがあなたの背中を押します。
なぜこんな話をするのか と思うでしょう。夢を諦めた人の背中を押せなかったことが悔しいからです。今、やりたいことがあるのにそれができなくて、諦めてしまう人がいる世界を変えたいからです。誰しもに機会があり、やりたいことをやれる世界を実現したいからです。僕の最も身近にいた母は、僕が最もよく知る夢を諦めた人です。母は言いました。「今はあなたもパパもいるし、そもそも私は平凡なんだから」と言いました。それに言い返せなかった自分が悔しいです。
ではどうやって背中を押すのか については、僕が挑み続ける中で見つけたことを話します。かくいう僕も、夢に挑み、苦難しました。自分の夢はこれでいいのか、この夢を自分に叶えることはできるのか、今自分がやっていることは、本当に夢につながるのか。何度も不安に思いました。それでも挑み続けました。
見つけたことは何か、何を話すのか。 僕は3つの要素を見つけました。1つ目は、自分の夢の根源にあるものを見つけること。2つ目は、夢の実現方法は1つではないと知り方向転換をすること。3つ目は、これまで歩いてきた道を夢に向かっている道にすることです。
夢を諦めたとき、諦めたくて諦めたいわけじゃないでしょう。でも諦めなくていいんです。夢はそのまま追っていいんです。いつでもあなたは夢のために進んでいるんです。
本当に?
でも難しい?
そんなあなたの背中を押します。
-
keyboard_arrow_down
Takao Oyobe - いきいきした受託開発をするためにアジャイルチームができること
45 Mins
Talk(Online Only / オンラインで発表します)
Intermediate
受託開発と聞いてどのようなイメージを持っているでしょうか?
私はこれまで自社開発に携わってきたので、受託開発に興味を持っていませんでした。
それでも耳に入ってくる「受託開発」の情報は、ネガティブでつらそうなものが多かったです。私たちSilver Bullet Clubは、2022年7月に株式会社ホロラボにチーム転職をしました。
ホロラボはXRの技術を得意とする会社で、受託開発をメインとしています。
私たちは転職をして、受託開発に取り組むことになりました。そこで、受託開発について学ぶために、「受託アジャイル勉強会」というコミュニティを立ち上げました。
さまざまな受託開発経験者の方と議論を重ねて、受託開発とアジャイル開発について知見を交換したり、受託開発の未来について熱く語っています。それらのヒントを糧に、チームで受託開発に取り組みはじめ、いくつかのプロジェクトに携わりました。
やってみてわかったことは、確かに受託開発ならではの制約はあるものの、これまでチームで取り組んできて大切だと思っていたことはそれほど変わりませんでした。よいビジネスをつくるために、会社を超えてワンチームをつくり、受託開発でも今まで通り楽しくアジャイル開発をしています。このセッションでは、自分たちの経験を元に、受託開発でも前向きに仕事をしていくために、アジャイルチームができることについてお話します。もちろんビジネスを成功させるためには、経営や組織の協力は不可欠ですが、チームでできることもたくさんあります。
もちろん受託開発にもアジャイル開発にもこだわる必要はありません。
しかし、このセッションでは受託開発×アジャイル開発に敢えてフォーカスをして、建設的に考えていきたいと思います。 -
keyboard_arrow_down
Mirei (Kotone) Itaya - 「あなたすごい人、私ふつうの人」を乗り越える!経験をプロポーザルにしてみよう
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
「話したいことはあるけど、これは私が話さなくてもいいんじゃないか」
「他にすごい人たちがプロポーザルを書いているから、私が出さなくてもいいんじゃないか」
「うっ」と思ったそこのあなた、私も仲間です。今まさにこのプロポーザルを書きながら「いや、この話は私がしなくてもいいんじゃない?」「わざわざこんなことプロポーザルを提出するほどのことなの?」と悪魔がささやきかけてきています。私の場合はその根底には「周りの人たちはすごいけど、私は普通だから」という思考があります。
このような思考に陥ってしまう要因の一つとして「プロポーザルは登壇するために書く」と考えてしまうことがあると思います。私はそこから更に「登壇はすごい人がすること」と無自覚に思い込んでいて、そのせいでプロポーザルを書く手がよく止まっていました。ですが幾度となく語りかけてくる悪魔と戦いながらようやくプロポーザルを書き上げて、「スクフェスのプロポーザルを読んでわいわいする会」に参加してみました。その結果として、プロポーザルを書くという行為自体に「採択されて登壇すること」以外にも大きな価値が2つあることに気が付きました。
一つ目の価値は「自分の経験を言語化できること」です。プロポーザルは自由記述のブログなどと異なりある程度フォーマットが決まっています。要旨、テーマ、時間制限、ターゲット・オーディエンス、アウトライン、ラーニング・アウトカム、そして前提知識。書くべき内容が明確なのである程度機械的に文章を作成することができるのがプロポーザルを書くことの一つのメリットです。そして一旦言語化さえしてしまえばプロポーザルの内容に加筆修正を加えてブログ記事として公開したり、他のカンファレンスに投稿したりと再利用が可能な貴重な資産になります。
二つ目の価値は「コミュニティの人たちと交流するきっかけになること」です。スクフェスのプロポーザルの提出期限の前には「投稿されたプロポーザルを読んでわいわいする会」がほぼ毎回開催されているそうです。このプロポーザルもその「わいわいする会」に参加し、フィードバックを受け、改善方法を相談しながら書き進めました。その過程でたくさんの人と会話をすることができて交流の幅が広がりました。こうして生まれた人とのつながりや、色々な背景を持つ人たちから真摯で忌憚のないフィードバックをもらえたこと自体が私にとって大きな糧になりました。
では実際にどうやったらプロポーザルを書けるのか?まずは悪魔の声に対抗するために「私にとってのすごいは誰かにとっては普通なんだから、私にとっての普通もきっと誰かにとってはすごいんだ」と自分に言い聞かせるようにしました。そして経験を言語化するためのワークとして「私はどういう経験を経てこの話をしようと思ったんだろう?」「その経験をしたことで私はどう変化しどういうアウトカムがあったんだろう?」「得られたアウトカムをどういう形で発信したら伝わるだろう?」という3つの問に回答していって、それをプロポーザルの形式でアウトプットしました。たとえばこのプロポーザルであればこのプロセスは次のように進みました:
- 私はどういう経験を経てこの話をしようと思ったんだろう?
- スクフェス福岡にプロポーザルを提出して、わいわいする会でフィードバックをもらった!
- その経験をしたことで私はどう変化しどういうアウトカムがあったんだろう?
- 「私がこの話をする意味あるのかな」と思っている人でも「あなたの話はあなたにしかできない!」とフィードバックをしていて、個々人の経験はオンリーワンだと気がついてプロポーザルを形にすることができた!
- 得られたアウトカムをどう言語化したら伝わるだろう?
- 「自分の経験は自分の中にしかない」ということをキーメッセージにプロポーザルを組み立てる!
このように「共有したい具体的な経験とそこから得られたアウトカム」にフォーカスすることで、「私が話さなくてもいい内容」から「私だから話すことができる内容」に変化させることができます。多くの人に語りかけるために一般論に還元するのではなく、自分の経験とそのアウトカムを語ることでそれは一つの大切な事例になります。そうして書き上げられたプロポーザルは間違いなくオンリーワンですし、自分と似た境遇の人がその内容を聞きたいと思うはずです。伝えたい何かがあるそこのあなた、「率直に自分の経験を言葉にする」ことでプロポーザルをぜひ書いてみませんか?
- 私はどういう経験を経てこの話をしようと思ったんだろう?
-
keyboard_arrow_down
Nozomi Ito - 慶長三年創業の老舗建材商社でスクラムチームを立ち上げたい!
20 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
始まりはとある日の居酒屋で…
2月某日、都内の居酒屋にて、前職のスクラムチームの恩師である3名の方との飲み会が開催されました。皆お酒も入り、スクラム談義に花が咲きます。そんな中、私の現在の職場についての話題になり、「今建設業界でシステム開発してるんですよ~」「建築の工程って意外とシステム開発と似ていて面白いんですよね~」「でも現場の方たちは今でもFAX使ってたり、スマホも持っていなかったり、びっくりするくらいIT化のハードル高いみたいなんですよね~、スクラム的に、逆にやりがい感じません?笑」など、建設業界でのシステム開発の話題へとシフトしてきました。これらの話を聞いた、尊敬するアジャイルコーチであるYさんが一言、
「それ、スクフェスで発表してみたら面白いんじゃない?」
他のお二方も「それ、いいじゃん!」「絶対面白いよ~!」と続きます。そこで即座にスクフェスの日程を調べ始める私。
「この間の東京、もっと早く知っておけば良かった~。3月に福岡がありますけど、ちょっとスケジュールタイトすぎますね。あ、5月に新潟ありますよ!これに出ましょう!(即決)」
翌日、会社の上司にスクフェスに出て発表したい旨を相談。すぐに「いいよ!」の返事を貰う私。こうして、私のスクフェスでの挑戦が始まりました。
「これってもしかして、スクラムで建設業界もアップデートできるのでは…??」
皆さまも薄々気づいているかもしれませんが、建設業界はIT化で大きく出遅れています。その背景には、以下のような問題があると考えられます。
- 高齢化と人手不足
建設業界は、3K(きつい・汚い・危険)というイメージが強い業界です。そのため、若手が入ってもすぐに辞めてしまったり、そもそも若手が建設業界を最初から選ばなかったりしてしまい、慢性的に若い働き手が不足しています。また、このために他の業界と比較しても特に高齢化が進んでおり、将来的に熟練した職人の供給が、需要に急速に追い付かなくなると言われています。 - 工程間の断絶
建物を建てる時、以下のような工程を経て建設が進んでいきます。
企画 ⇒ 設計 ⇒ 部材の発注 ⇒ 部材の現場への納入 ⇒ 施工 ⇒ 竣工 ⇒ 維持管理
この工程の中で、企画を担当するのはゼネコンや工務店、設計は設計会社、施工を管理するのはゼネコンから下請けをした建設会社、実際の施工を担当するのは建設会社から下請けをした専門工事店(大工さん、ペンキ屋さん、ガラス屋さん、左官屋さんなどなど…)といったように、各工程ごとに別の会社が担当することが一般的です。工程の流れはシステム開発によく似ていますが、各工程の担当会社が違うぶん、コミュニケーションの齟齬やリードタイムが非常に多く発生しています。 - 超アナログ
上記の工程で、企画・設計のような上流工程はCADやBIMの活用等で他工程よりも少しだけIT化が進んでいますが、中流・下流の工程では未だにびっくりするくらい超アナログなやり取りが行われています。例えば、弊社へ各工事店さんが部材を発注するとき、一番多い発注手法は「電話」です。そして、その次に多いのは「FAX」です。職場の高齢化によりIT化のハードルが上がってしまっていたり、末端の専門工事店は極小規模な会社であることが多いために導入コストがネックになっていたりと、この問題は他の問題も絡んでいるかもしれません。 - 下流工程で嵩む変更コスト
現場の職人さんたちは、設計書を元に家を建てていくわけですが、実は設計書に不備があり、その場で何とかしなければならない場面が多々あるようです。(例えば、天井裏の配管のことを考えずに梁を設計したため、配管が梁に干渉してしまっていたり…)こういった事が起こった際、解決しなければならないのは現場の職人さんの仕事になります。こういったことが頻繁に起これば起こるほど、現場の職人さんが解決策を考え、その場で部材を加工し、施工し直すという手間と技術が必要になってしまいます。あれ、これってシステム開発でも見た事あるようn……
こういった問題を知り、私は思いました。
「建設の工程ってWFに似てるとこあるよなぁ。上流の不備のしわ寄せが現場の職人に現れるのも似てるし。…あれ?って事は、もしかしてスクラムの価値観ががシステム開発の現場を変えたように、スクラムを使って建設業界もアップデートできるのでは??」
そこで私は野原ホールディングスに入社し、スクラムを通して業界の課題解決に取り組んでいこうと決意したのです。
スクラムの価値観で建設業界のアップデートへ…
私は野原ホールディングスへは昨年10月に入社したばかりで、入社から現在まで、WFしか経験したことのない他のメンバー達に向けての勉強会の開催したり、社内向けシステム開発のプロジェクトでスクラムの手法を試したりして、社内の理解を促進する取り組みを実施しています。そして今年の5月頃から、本格的にスクラムでの社外向けシステムの新規開発プロジェクトをスタートさせる予定です。今回の発表では、建設業界の抱える問題点と、それらをスクラムの価値観をどう用いて解決しようと考えているか、これから具体的にどのような取り組みをしていこうと考えているか、などを中心にお話できればと考えています。
まだまだ道半ばではありますが、組織に初めてスクラムを導入しようと取り組むアジャイルリーダーの方々や、建設業界をはじめとする業界全体のIT化、ひいてはDXに興味のある方のご参考になればと思います。
【Tips】そもそも、「野原ホールディングス株式会社」って何の会社?
現在私の所属する「野原ホールディングス株式会社」は、慶長三年創業の建材商社です。主力商材は内装建材で、特に壁材(石膏ボードなど、建物の壁の中に使われている部材)をメインに取り扱っています。自社での生産ラインは保持しておらず、全ての商材をメーカーより仕入れ、それを工事店へ販売しています。そんな商社がなぜエンジニアを雇っているのか?きっかけは、社長の交代でした。
現在の社長である野原弘輔氏が、父の後を継いで社長に就任したのは2018年。IT化が大きく出遅れている建設業界にもIT化の波が徐々に起こってきている現状を分析し、「このまま建材の卸しだけをしていたら、時代に取り残されて会社が無くなってしまう」と感じていた弘輔氏は、社長就任をきっかけに会社を「建設業界のIT化・変革を促進する」会社に造り変え始めます。そして、「建設業界を根本からアップデート」するという方針のもと構想されたのが、3D図面に時間(工程管理)や価格といった付加情報を付与した「BIM」というデータを情報基盤として、プロジェクトの全行程でBIMを活用することで効率化を図るという「BuildApp」です。こうして現在、開発者人材を大幅に増員し、システムの一部機能の開発を終え、ゼネコン各社との実証実験を経てカイゼンを重ねると共に、開発未着手部分についても随時要件の洗い出しや開発を行っています。
- 高齢化と人手不足
-
keyboard_arrow_down
Masami Morita - QAはチームの外から支援するのか?中から支援するのか?
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Intermediate
近年、1人目QAとして活躍される方が増えてきました。1人目として行ったことの事例もweb上で見かけることも増えました。次なる関心はその先の話です。
今回は、2年目に行った取り組みのうち、開発支援にフォーカスします。(支援とは主に、テストスコープの決定、結合テストの設計・実行の支援を指します)
「QAはチームの外から支援するのか?中から支援するのか?」私が感じたそれぞれの支援のメリット・デメリットを、体験談を交えながらお話します。
- はじめに
- QA組織立ち上げ2年目の概要
- QA活動の4本柱
- QA組織体制
- スクラムチーム内/外からの支援のメリット・デメリットと事例紹介
- 私が感じたそれぞれの支援のメリット・デメリット
- 内からの支援 成功例
- 外からの支援 成功例
- 外からの支援 失敗例
- まとめ
- はじめに
-
keyboard_arrow_down
Takefumi Iseki - 保守 (Ops) の保守改修プロセス構築記
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
昨今ではアジャイル・スクラム開発で新規開発、バグ・仕様変更などの開発を同チームで行うことも多いかと思います。
B2B の、とあるパッケージ製品を開発していますが、新規開発と保守(バグ修正、仕様変更、そしてリリース作業)と完全にラインが分かれている分業スタイルの部署となっている 保守チームとしての保守改修プロセスの構築の取り組みをお話ししたいと思います。
バグや仕様変更のプロセスとしてはなんとなく存在し、暗黙知として実施されておりました。品質の視点・視野に入れた改修はしておらず対処療法としてバグ修正を行っていた経緯があります。
サポートの調査などにも追われていたため開発プロセスの定義などに手付かずのところがあったようですが、テスト設計も約 4 年前にサンプルとしてテンプレートを出したもののアップデートされておらず、おおよそ CPM 法 (仕様書の語尾を~できることと変えたテスト設計) になっており自分たちが望んでいるものを提供している状態とは言えませんでした。
サポートチームも組織的に分離したため、これを機に新規開発 (Dev) で開発プロセスを定義をしてきた実績をもとに DevOps となるべく保守 (Ops) のプロセスの定義と構築を行っていこうと考えました。
モダンな開発プロセスで保守 (Ops) だけ切り離されたチームというのは、サイロ化を無くそうという意味で昨今あまり聞かれませんが、バグ・仕様変更に対してどのように品質を考慮して修正・テストしてリリースをしていくかを話していこうと思います。
-
keyboard_arrow_down
Yamato Naka - 人やチームの関係性について学び始めると待ち受けている罠 2023 -Saga of the psychology the evil-
45 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Intermediate
コミュニケーション、チームビルディング、チーム運営などを学び始まると人と人との関係性にまつわる様々なテクニックが出てきます。その中には、
- やってみて素晴らしい効果がでるもの
- やっても全然効果がでないもの
- 効果は出たけど別のヤバイ問題がでてくるもの
- 胡散臭くてやってみる気にもならないもの
などがあります。
神経言語プログラミングを学び、職場、TOCfE Bootcamp、リーダー塾といったコミュニティで経験・観測した、誤解や誤用とそれに対する回答について好きに話します。2021年にXP祭で阿鼻叫喚となった発表に、新に誤解や誤用の危険を感じたものを加え、よりマイルドかつ切れ味鋭く再構成しました。
-
keyboard_arrow_down
Atusuke Muratra - チームの成長を促すためにふりかえりの改善に本気で向き合った話
20 Mins
Talk(Onsite / 現地で発表します)
Beginner
皆さんのチームではどのようなふりかえりを行なっていますか?そのふりかえりはチームの成長につながる場として機能していますか?
ふりかえりを導入して最初はうまくいっていたのに、気がついたら「ふりかえりやめません?」という雰囲気になっていたことはありませんか?
チームが課題を解決して成長するにつれて、扱う問題や課題発見の難易度は上がります。課題やアイデアを発見できなかったり、問題解決に向かう施策が立てられない状況に陥ると、チームはふりかえりに対して疑いの目を向けるようになります。「効果の出ないふりかえりを続ける必要はありますか?」メンバーからふりかえりの意味を問われたとき、あなたならどのようなアプローチを試みますか?私はふりかえりの改善と向き合いました。
このセッションではチームの成長に伴いふりかえりが形骸化するメカニズムと、形骸化したふりかえりを効果のあるふりかえりに改善するために取り組んだことを紹介します。皆さんのふりかえりの場がより良い形になるように、自分が知り得たこと、経験したこと、すべてお話しします。