旅館運営企業にエンジニアがもたらした価値とこれからの戦いについて
星野リゾートでは、長年、ユニークな成長戦略を進めるため、独自に自社システムの開発を進めてきましたが、当初は開発に主体的でなかったため、システムの開発が企業成長のボトルネックになっていた状況でした。
そのような世界に、飛び込んだエンジニアが、Scrumという武器を片手に企業にどのような価値をもたらし、業界に大打撃を与えているコロナの事態をどのように戦っていくのか、お話したいと思います。
Outline/Structure of the Talk
以前の星野リゾートの開発について
星野リゾートでは、長年、自社の独自システムと外部サービスを併用することで、企業の運営・施設の運営を行ってきました。
一方で、数年前まで、情報システムはたった5名という体制だったため、様々な問題が発生していました。
そのような何もない世界から、開発は始まりでした。
スクラムをなぜ導入したか
簡潔にいうと、一人で頑張るのが限界だったからです。
成果が感じられるようになり、エンジニアに対する期待度が高まった反面、たくさんの期待が開発に向けられるようになりました。
一方で、仕組みが追いついておらず、すぐに限界を感じました。
その中で出会ったのがスクラムを、リモート前提の開発の中で、どのように取り入れ、進化させたのかお話します。
エンジニアは非IT企業に必要な存在
星野リゾートが元々持っていた社内文化とスクラムがうまくつながることで、ビジネスを大きく成長させるプロセスが生まれました。
非IT企業にとって、エンジニアは欠かせない存在になっています。
コロナによって変わった世界
業界的に知名度もあり、エンジニアが増えることで、大きく変わってくる中、全世界に混乱を引き起こしたコロナが発生しました。
そして、宿泊業である弊社は大きな大打撃を受け、今まで計画してきたことを大きく見直すことになりました。
しかし、進化が止まるわけではありません。
混乱の中、次々と変わる戦略に対して、エンジニアがどのような道を進んでいけばよいのか、お話したいと思います。
Learning Outcome
IT化をこれから進めたい企業がどののようにエンジニアを活用していくのか学べます。
Target Audience
非IT企業でこれから開発を目指したい人、リモートでのScrumに興味がある人、コロナ期の生き残り戦略に興味がある人