"これから学ぶ" システム思考
ふりかえりをして、改善案を考え、いろいろ手は打っているのに今ひとつ効果が感じられないことってありませんか? システム思考を使うと「ものごとの因果関係を整理し、テコ入れが効果的な箇所(レバレッジポイント)を見つけ、より根本的な問題解決を促す」ことができます。
因果関係とは「開発者が増える→コード量が増える→開発スピードが上がる」というようなものです。他にも「コード量が増える→技術負債が増える→開発スピードが下がる」「開発者が増える→教育のため開発時間が減る→開発スピードが下がる」もあるでしょう。身の回りで起きている問題は事象はこのような複数の因果関係が組み合わさって起きており「開発スピードが上がらない」といった問題として認知されます。このような因果関係は図にまとめることで複数人で共有し、議論することで問題の真因に迫っていくことができます。便利そうですよね?
しかしながらこのシステム思考、自分もきちんと勉強したことがなく、人にやり方・使い方を教えるのにも苦労をしています。Scrum Fest Osakaにプロポーザルを出してしまうことで締め切り効果の発揮を期待し、集中して学習・教育資料を作ってしまおうという企みです。"これから学ぶ"は私の現在の状態、そしてこのセッションでシステム思考を学ぶ皆さんの両方にかかっております。
※システム思考は広義と狭義のものがあるそうですが、本セッションでは狭義のものを扱います。
このシステムダイナミクスの定性モデルをポピュラーにしたのが、ピーター・センゲの「The Fifth Discipline(ISBN 0385517254、邦訳『最強組織の法則』(徳間書店))で、同書は因果ループによるシステム思考をコアにしながら、ビジネスの組織と人間の行動、学習する組織について論じている。同書を契機にこの因果ループ図を活用したシステムダイナミクスの定性モデリング手法は、「システム思考」として広く利用されるようになった。
Outline/Structure of the Talk
- システム思考とは
- システム思考を構成する要素の紹介
- 氷山モデル
- 因果ループ図
- システム原型
- 実際に自分たちの問題に使ってみた
- ループ図を書く
- レバレッジポイントの見極め
- 改善結果
Learning Outcome
システム思考とは何か、困りごとの解決にどう役立てることができるか。
Target Audience
問題に対してすぐ解決策を探して飛びついてしまうあなたへ
Prerequisites for Attendees
特に無し
Links
下記の本で"これから学ぶ"つもりです。
- なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
- 世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方
- 学習する組織――システム思考で未来を創造する
大規模スクラム(LeSS)を学習する過程でシステム思考に触れています。
schedule Submitted 2 years ago
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Michael Migliacio - 「モンダイ」が現れた!ゲームでアジャイルを練習しましょう!
20 Mins
Talk
Beginner
プロダクト開発は難しいですよね。コミュニケーションとスキルがとても必要です。よくストレスいっぱいあります。
でも、もしプロダクト開発がゲームだったら・・・
コーチとして、開発チームと仕事を面白くなるためにたくさん実験を作りました。
そのプレゼンには、アジャイルか開発を楽しくなるコツとゲームを紹介します。
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Yoh Nakamura - チームの状況にあったいろいろなタイプのスクラムマスターの見つけ方
20 Mins
Talk
Beginner
「どういう人がスクラムマスターをやればいいんだろうか?」
この質問はチームがScrumに取り組もうとした時によく出てくることの1つです
Scrumにあるプロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者の3つの役割のうち、特にスクラムマスターはわかりにくいようで、この冒頭の質問が出てくるようですしかし、一方で、ScrumGuideには以下にあるようにスクラムが機能するにはとても重要な役割を果たします
スクラムマスターは、スクラムガイドで定義されたスクラムを確立させることの結果に責任を 持つ。スクラムマスターは、スクラムチームと組織において、スクラムの理論とプラティクス を全員に理解してもらえるよう支援することで、その責任を果たす。
では、どのような人がスクラムマスターに向いているのでしょうか?
またプロダクト、チームや組織の状況によってどういうような人がスクラムマスターをするとより良いのでしょうか?このセッションでは、「どういう人がスクラムマスターをやればいいんだろうか?」という質問に、ギルドワークスの現場コーチとして70チーム以上(すべてにスクラムマスターがいたわけではありませんが)を支援してきた事例から自分なりの経験や考えをお話できればと思います
よりよいスクラムマスターと出会える、見つける、なっていくヒントになれば幸いです
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Shigeo Konno - なんちゃってアジャイルコーチが、コーチングを受けて気づいたことを共有します
20 Mins
Talk
Beginner
アジャイルでは、なぜ支援者がトレーナーではなくコーチなのか?
どっかに引っかかりを感じながら、でも、なんとなく見ないふりをして、アジャイルコーチのマネごとをしてきました。
アジャイル支援サービスを構築して、販売して、徐々にお客さんからも評価いただくうちに、
自分がやっていることが本当にアジャイルコーチなのかに自信を持てなくなってきました。ある日、流石に見ないふりが苦しくなって、
コーチを探し始めたら、わざわざ時間をとってたくさんのコミュニティの仲間が相談に乗ってくれて
スーパーコーチのAkiさんにたどり着きました。現時点では導入となる6回のセッションが終わった段階、
旅の途中ですが、同じもやもやを持っている方に何かの助けになればと思って、自身の体験を共有します
※発表内容は個人の主張・主観であり、所属している組織とは関係ないものになります -
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Kei Nakahara - 老舗メーカーにみんなでアジャイルを導入してみました ~「俺がやる!」から「みんなでやる!」に至るまで~
45 Mins
Talk
Beginner
既存の組織体系やマインドが色濃く残る老舗メーカーで、健全なソフトウェア開発を実現できるよう全社的にアジャイルや要求開発の導入を推進してきました。
2016年に、ほぼ私一人で始めた活動ですが、今では20名を超えるコーチングチームを組織するに至りました。
一部の活動は私の手を離れ、完全に社内コミュニティを主体に運営されています。
さらに、毎年開催している社内のアジャイルカンファレンスは、17年時点は約450名ほどの参加者だったのが20年には倍の約900名にまで増えました。
さらにさらに、私が支援した社内のサービス開発チームが、SFOにプロポーザルを出すに迄いたりました。ここに至るまで経緯や具体的な施策、現在直面している困難と課題についてお話しさせて頂きます。
現在の途中経過ではありますが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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Mark Ward - 独立QAチーム1年戦記:スクラムの外からチームと組織の品質を創る道 / An Independent QA Team's 1 Year's War: Way to Create Quality of the Teams and the Organization from the Outside of Scrum
45 Mins
Talk
Intermediate
English follows:
「[email protected]([email protected])を取り入れた100名ほどの開発組織で、スクラムに入らない独立したQAチームが活躍している」と聞いたら、もしかしたら奇異な感じを受けるかもしれない。スクラムではチームであらゆることが完結することを理想とするため、当然テスター(QAエンジニア・テストエンジニア ・などなど)もスクラムチームに入るべき、と考える方がスクラム実践者にとっては自然だからである。あえて、その自然に逆らって、私たちQAチームは独自のビジョンを掲げた「ビジョナリー・QA(Visionary QA)」として、独立した立場から品質向上という成果を上げようと奮闘している。このトークではそんな私たちQAチームの1年戦記をありのままに扱いたい。
開発プロセスの高速化が進み、多くの企業でアジャイル開発が取り入れられ、過去の当たり前が当たり前でなくなっている中で、QA界隈ではどうやって価値を提供するか頭を悩ませている。あくまでもテストにこだわる者もいれば、スクラムマスター・プロダクトオーナーの視野を得るべく資格を目指す者もいる。2009年に翻訳出版されたリサとジャネットによる『実践アジャイルテスト(Agile Testing)』(翔泳社)は国内のテスターに広く読まれているが、最近版元品切になっていることもあり、手に入りにくくなっている。さて、テスターは異質な存在のひとつとして見なされている。ご存知の通り、スクラムガイドにはテストやQA活動をどのように行うべきか、言及されていない。3つのロールに「テスター」の文字は無い。よって、テスターのあり方はそれぞれの組織で模索するしかなく、特にテスターをスクラムチームに含めるべきか否かという議論は継続的に行われている。先にもあげたように、スクラム実践者にとってはテスターがスクラムチームに入ることは自然であると感じられ、実際そのようにしている組織が多いが、それぞれにメリット・デメリットがあることから、あらゆる組織で通じる答えは今のところ無さそうだ(テスターとして仕事をしてきたメンバーがスクラムチームの開発者の一員としてどれだけクロスファンクショナルに動けるか、という点が特にネックなように思える)。
このトークは、独立した立場で動くことを選んだQAチームの話だ。スクラムチームにテスターを迎え入れねばならないと思っている方にはそうでない可能性を示す一方で、やはりスクラムチームに開発者としてテスターを加えるべきだと結論づけるオーディエンスもいらっしゃるかもしれない。スクラムチームとテスターの一筋縄ではいかない関係を、1年間の実例をもとに、一緒に考えようではないか。
"In a 100-strong software development organization which runs [email protected], an independent QA team works well." ––it may sound strange to you. Ideally, in Scrum, everything should be done in one scrum team, so it is natural for Scrum practitioners that testers (QA engineers, test engineers, etc.) should join a scrum team. Daring to go an unnatural way, our QA team struggles to achieve quality improvement results from an independent standpoint as "Visionary QA" with its vision. I want to treat our QA team's year-long battle story as it is in this talk.
Development processes are getting faster and faster. Many companies are incorporating agile development. The commonplace of the past is no longer the norm. In this fast-changing age, the QA industry is struggling to figure out how to deliver value. Some testers are more concerned with testing, while others aim for the certification to learn a Scrum Master/Product Owner's perspective. The excellent book, "Agile Testing" by Lisa Crispin and Janet Gregory (Addison-Wesley), which was translated in Japan in 2009 by the domestic publisher Shoeisha, has been widely read by testers in our country. Recently, however, it isn't easy to get due to out of print.
Testers tend to be seen as one of the heterogeneous entities. As you know, there is no mention in the Scrum Guide on how testing and QA activities should be done. There is no "Tester" in the three roles of Scrum. Therefore, each organization has no choice but to explore the nature of testers. In particular, there is an ongoing debate on whether or not testers should be included in Scrum. As mentioned earlier, it seems natural for Scrum practitioners to have testers join Scrum, and indeed many organizations are doing so. Still, since each has its advantages and disadvantages, it seems that we don't have an answer that works for all organizations at the moment. One of the problematic points appears to be how well testers can work cross-functionally as a "Developer" in Scrum.
With this session, which is about a QA team that chose to work independently, some attendees who feel testers should join a Scrum team may get a chance to notice the other possibility, and others may conclude that Scrum teams should still include testers. Let's take a look at the tricky relationship between Scrum and testers with the help of a year's worth of examples. -
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Kazuki Mori / Takahiro Kaneyama - ふりかえり手法のおもちゃばこ〜最近生まれた新しいふりかえり手法をお届け!〜
Kazuki Moriふりかえり&Miroの黄色いエバンジェリスト野村総合研究所Takahiro Kaneyamaスクラムマスター、PMO野村総合研究所schedule 2 years ago
45 Mins
Talk
Advanced
みなさん、ふりかえりは楽しんでいますか?
うんうん、いいですね!私はすっっごく楽しんでいます!!この2-3年、ふりかえりのことを発信する人たちが増えてきました。
日本で初開催された ふりかえりカンファレンス では、22名もの人がふりかえりの想いや新しい手法を語っています。
また、ふりかえりamでも、Podcastの中でゲストが様々な手法を紹介してくれ、新しい手法も生み出されています。日々、新しい手法が生み出されているふりかえり。
このセッションでは、近年生み出された手法を紹介していきます。
どれも楽しくわくわくする手法ばかりですので、気になる手法を真似してみてくださいね! -
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Yotaro Takahashi - もしもエンジニアリングマネージャーが妻のアメリカ出張を一年間経験することになったら
45 Mins
Talk
Intermediate
My Wife Went To U.S.
それは突然のことでした。「ねぇ、4月からアメリカ行っていい?」
そこから始まる父と小学生の息子2人、トイプードルの娘1人との1年間の情熱ワンオペ育児。たくさんの不安がよぎります。しかし、この困難に正面から立ち向かうことにしました。自分の道具箱にはエンジニアリングマネージャーとしての経験があります。これをどうにか活かすことはできないかと取り組みを始めます。
エンジニアリングマネージャーが家事育児にトライしてみると?
実際に取り組みを始めてみると、自分のこれまでのエンジニア、マネージャーとしての経験が多くの場面で活かせることに気がつきます。実際に経験したものの一例は下記のようなものです。
- あ、冷蔵庫行ったり来たりすると面倒だな(TPSのムダの発見と解消)
- 仕事をどう調整つけようか、不安がる実家の親をどう安心させようか(ステークホルダーへの透明性)
- ホットクック(自動化)
- 水回り、お金払ってピカピカになるととってもアガるし効率がいいな(アウトソース)
- 料理代行、ただ作ってもらうだけだとそんなに楽にならないな(リーンソフトウェアの「全体を最適化する」)
- 大根が嫌い? なら千切りにして味噌汁に入れたらどうなるかな?夕飯で試そう(高速に実験&学習する)
これらの活動を通して、苦労していたワンオペ育児もだんだんと楽しく、より良くなるように感じています。また、今までの経験・知識をワンオペ育児へ再適用することで、これまでの経験にもより深い理解にたどり着きました。
このセッションについて
このセッションでは、私が実際に経験した家事・育児での困難さを、自分のエンジニアリングマネージャーとしての経験から見たときにどう見立てられるのかを学び、どう戦っていったのかを話します。その中でのフィードバックループを回す中で、自分が持っているアジャイルやソフトウェアの知識もより深い理解にたどり着いたように感じたので、その学びについてもシェアします。
アジャイルな思想や方法論をどのように適用したら良いのかがわからず困っている人がもしいれば、このセッションを聞いてみませんか? ソフトウェア開発とは全く異なる対象領域ですが、アジャイルな家事育児を通して、理論と実践、思想と方法論がコネクトできるヒントになると思っています。もちろん日々の家事・育児に悩んでいる人も参考になるTIPsが多いと思いますので、参考にしていただければ幸いです。
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Imai Takaaki - 効果的なスプリントプランニングのトライ
20 Mins
Talk
Beginner
スプリントプランニングってどうやってやったらいいか、モヤモヤしていませんか?
スクラムガイドを読んで、又は認定トレーニングを受けていざスクラムやっていこう!となったとき、実際にやってみると具体的にはどうやって進めたらいいかわからない、ということがスクラムには多いのではないかと思います。
「プロダクトバックログってどうやって作るの?」とか「自己組織化って何から始めたら?」とか「Doneの定義って具体的に何?」とかいろいろありますが、中でもワカラナイ代表の一つとしてあげられるのが「スプリントプランニングってどうやるの?」じゃないかなと思っています。
私自身もトレーニングを受けてから見様見真似でスプリントプランニングをやっていましたが、
「今までやってたWBSと何が違うんだ」
「タスクってどの単位で切るの?細かくするにも限界が・・・」
「なんかしっくり来ないな」
という感じでモヤモヤしていました。それでもなんとか試行錯誤を繰り返していたら、チームの学びとして一つのやり方が確立できてきて、スプリントプランニングの役割もなんとなくしっくりきたな、と思えるようになったので、そのあたりを共有していきます。
これが全てではないけれど、きっと誰かの参考になるだろうと思います!
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Fujihara Dai - アジャイルコーチ、スーパーアジャイルコーチ、ウルトラアジャイルコーチ、それぞれの10年
45 Mins
Track Keynote
Advanced
2010年にフロリダで開催されたAgile conferenceに参加していらい、「よりアジャイルなチームを作るためには?」を考え続けてきたようにおもいます。僕の関心は常に「アジャイル開発」です。
当初は企業内のアジャイルチームとして活動し、のちにアジャイルコーチと名乗るようになり、開発現場に立ったり、チームや組織開発を考えたり、「どうやったらもっとアジャイルになるか」を考え続けてきましたが、今もアジャイルコーチとして新しい現場に立つたびに、10年前と変わらず悩み続けています。
10年の経験を得て、これまでにできてきたこと、まだできていないことをふりかえりながら、次の10年をスーパーアジャイルコーチとして現場を成功させ、その次の10年でウルトラアジャイルコーチとして過ごすために必要なことを考えるセッションです。
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Yuya Kazama - 開発が加速していくために、テストコードを書き始める前から考えるべきテストの話
45 Mins
Talk
Beginner
システム開発において、テストは切っても切り離せない存在です。
しかし、「カバレッジを満たすために書いている」「テストコードは書いたが、本番でトラブルが多発している」となっていませんか?
実は、テストコードを書き始める前に既に勝負は決まっています。
本セッションでは、実際に例題を使って皆さんにも考えてもらいます。そして、作業ではないテストについて“体験”し“実感”してもらいます。
本セッションの体験を通じて、「開発エンジニア」「テストエンジニア」がともに考えて作り出す、一歩先行くテストの世界をご紹介します。 -
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aki matsuno - コミュニティ活動で得られた知識と希望~オンライン勉強会に半年で200回参加して感じたこと~
20 Mins
Talk
Beginner
完全未経験&文系でソフトウェア開発の道に飛び込んで3年半、仕事で少しずつ成果が出せるようになったものの、度重なる挫折と大きな無力感を抱いていた自分は、藁にも縋る想いでオンライン勉強会への参加を始めました。
そこで出会ったのは、アジャイル開発をはじめとしたソフトウェア開発を豊かにする多種多様な知見と、常に変化を楽しんでお互いに刺激を与え続けているコミュニティの方々でした。
素敵な出会いに囲まれた自分は、焦燥感から参加していた勉強会が楽しくなるばかりか、これまで嫌いだった"学ぶ"という行為が楽しく感じられるようになりました。
気が付くと、物事を継続することが苦手だった自分は毎週勉強会に参加して毎日読書するようになり、200回の勉強会参加&100冊弱の読書をしていました。そして、コミュニティの方々と一緒に学びを深めるにつれ、知識が身につくのみならず"自分自身と向き合うこと"の重要性を意識するようになりました。
今回は、自分がアジャイル開発や様々な学問から学んだ知識やもらった希望、そして自分に多数の知識と驚くほど大きなエネルギーをくれたコミュニティの方々の話をしてみようと思います。
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Yusuke Amano - すべての社会人に知ってほしい仕事の基礎としてのアジャイル/スクラムの話
45 Mins
Talk
Beginner
アジャイルやスクラムについて学び始め、実際に取り組むと、その原則や考え方がソフトウェア開発の領域に閉じないことを日々実感します。原則を日々の仕事・生活に活かすことは重要ですが、「アジャイル」という言葉は抽象度が高く、開発のイメージも強いため、一般化してエッセンスを伝えるのに苦労している方も多いのではないでしょうか。
スクラムマスターとして、開発に限らず組織の全員が、アジャイル/スクラムの原則を理解して、実践できるよう支援することは重要な活動です。サイボウズでは、数年前から新卒の全社員(+希望者は誰でも)向けの基礎研修としてアジャイル/スクラムの話をインプットしています。
こちらのセッションでは、サイボウズ社内で実施している研修(講義)を社外向けに再編成したものをお届けします。アジャイルやスクラムの考え方をベースに、エンジニアに限らず、チームワークを高め、成果を届ける仕事の進め方の基礎となる考え方・プラクティスを紹介します。
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Koki Kawagoi - スクラムマスターの任命&育成法の紹介2 〜学習科学に基づいた解説を添えて〜
45 Mins
Talk
Intermediate
皆様は、組織でスクラムマスターをお願いするときに困ったりしていませんか?
また、スクラムマスターが、成長していると感じますか?多くのチームの見てきましたが、スクラムマスターの任命時から育成において
うまく仕組みが作れている組織はあまりありません。スクラムマスターの任命にうまくいかなかったり、育てられないと、
スクラムチームのアウトプット・アウトカムの向上がすごく遠回りになってしまいます。そこで、これまで私が実施してきた方法を学習科学の観点から解説しながら、
スクラムマスターとしての任命から育成の方法について紹介します。 -
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Yukio Okajima - 成功と失敗に学ぶアジャイル受託開発の極意
45 Mins
Talk
Intermediate
特にこの数年、日本の受託開発でもアジャイル手法が普及してきている実感はあります。しかし一方、アジャイル受託開発を、日々の当たり前として定着させる難しさも見えてきました。「顧客との関係」「メンバーの育成」「事業の成長」、これらはそれぞれ長い目で取り組む必要があり、かつ相互にトレードオフを含む適応的な課題でもあります。
例えば、次のようなシチュエーションにどのように対応すると良いでしょうか。
- 本来なら受けがたい一括請負によるアジャイル開発を将来有望な顧客から求められたら?
- プロジェクトがピンチ!火消しをすべきなの?チームにまかせるべき?
- ウォーターフォールとのハイブリッドの是非について顧客とメンバーの意見が合わないのをどうすれば?
このセッションでは、受託アジャイル開発を生業とする私たちが、成功や失敗の体験を分析することでたどり着いた「アジャイル開発の組織定着に向けた一つの型」を提示させていただきます。私の立場上、どうしても受注側の視点がメインとなってしまいますが、発注側の方にとっても、ヒントになることは多いかと思います。
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Yuichi Tokutomi - ゲームのように学ぶアジャイル開発
20 Mins
Talk
Beginner
アジャイル開発に興味のあるみなさん、どうやって学んでいますか?
XP の白本から始まったアジャイル開発。その後、たくさんの本が出版されてます。本に書いてあることは良さそうなのですが、実際にやろうとすると分からないことだらけだったりしませんか? スクラム開発をやってるとつもりだった自分のプロジェクトが "ミルクボーイがアジャイルを説明したら" のネタになっててハッとしたりしませんでしたか?
そんなアジャイル開発の入り口にいる人たちに向けて、私がどうやって学んできたのか? 学び続けているのか? XP 白本の発売から 20 年の道のりをお話したいと思います。入り口から一歩進むきっかけにしていただければ幸いです。
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Junki Kosaka - スクラムから見る野中郁次郎先生と組織変革
20 Mins
Talk
Intermediate
RSGT2021をきっかけに2冊の本を読みました。
『知識創造企業』と『ワイズカンパニー』。
この中で語られている、
組織がよりいきいきするを、みんなで実現することに
とても魅せられてしまい、野中郁次郎先生のファンとなりました。20年前に語られていた野中先生のお話を、
スクラムを学んだ目線で読み解いてみると、
非常に面白い要素がたっぷり詰まっていました。野中先生は、1986年に『The New New Product Development Game』という、
スクラムの原点となった論文を書かれたことでも有名です。そんな切っても切れないスクラムと野中郁次郎先生について、
にわかファンのJ.Kが熱狂したポイントを語り尽くします。 -
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Takeshi Kakeda - 個人から始める変化 〜 IKIGAIマップ、マルチ・ポテンシャライト、ザ・メンタルモデルを入口にして〜
90 Mins
Workshop
Intermediate
チームを「アジャイルなチーム」にどう変容させるかという点に苦慮されている方は多いと思います。
「チームの動きがなかなかうまくいかない」「あの人が変えられない」「自分のやり方が間違っている」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そんな時は、一呼吸おいて「チーム」や「他者」ではなく「自分の内面」に目を向けてみましょう。
本セッションでは、チームではなく個人、他者ではなく自分に着目して「自分が変わることで、チームが変わる」という可能性を探ります。
登壇者は、2000年から、XP、スクラムをはじめとする様々なソフトウェア開発、アジャイルの手法・思想・価値体系、パタン・ランゲージやネイチャーオブオーダーなどの周辺の思想も含めて探求してきました。そして現在着目しているのが「個人の変容」です。
Kent Beckは以前、来日した時に「Social change starts with you.」と言う言葉を残しています。本セッションでは「自分が変わる」ということはどういうことなのかをワークを通じて探求していきます。
まず最初に、IKIGAIマップによって自分の今を客観視してみます。IKIGAIマップは自分の今の人生の様子をざっくり俯瞰することができるツールです。
その後、「マルチポ・テンシャライト」という「器用貧乏」を肯定的に捉える考え方をご紹介した後に、自分の内面に目を向けるワークをおこないます。
最後に、「ザ・メンタルモデル」をヒントにして、自身の無意識の振る舞いがどのような現実を作っているのかを見つめます。
自分を内観することで、どのように認知が変わるでしょうか?「そこにあるものを、ある」と認めることで何が変わるでしょうか?
そして、結果として自分の周囲がどう変化するのでしょうか?
様々な手法や考え方を紹介しながら、他者ではなく自分を見つめ、チームが変わるのではなく、自分が変わることで世界が変わるという意味とはどういうことかを一緒に探求しましょう。
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Takao Oyobe / kyon _mm / Mori Yuya / Toshiharu Akimoto - Deep Dive Experts - 達人が見ている世界を覗いてみよう -
Takao OyobeアジャイルモンスターHoloLab Inc.kyon _mm執行役員デロイトトーマツコンサルティング 合同会社Mori YuyaProduct Management Coachwitch&wizards inc.Toshiharu AkimotoCoach / CatalystKumu Inc.schedule 2 years ago
90 Mins
Talk
Beginner
達人たちが見ている世界を覗いてみませんか
「あの人はこの問題に対してなんて答えるんだろう?」
「あの人はこの答えに辿り着くまでにどういう思考プロセスを経たのだろう?」
「あの人の頭の中身が見てみたい!!」
と思ったことはありませんか?同じようなプラクティスや手法を用いていても、人/チームによってまったく違う結果になります。
つまり現場での成功には、形式的な方法だけでなく、それを扱う人の呼吸、思考、メンタルモデルが大きく影響しているということに他なりません。このセッションでは達人たちが見ている世界を覗いてみる実験をします。
ある分野で研鑽を重ねる達人同士が、お互いにインタビューをすることでお互いの思考を探ります。
ただのインタビューでは見ることができないDeepな世界にDiveしてみましょう。 -
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eroccowaruico ® - 戦いません勝つまでは(弱虫が学んだ大切なこと)
45 Mins
Talk
Beginner
開発のマネージャー職として採用されたはずなのに、
気がつけばなぜかユーザー部署でのオペレーター業務をやらされ、
エンドユーザーからの電話を取ることになった弱虫のeroccowaruico。
サポート対象はバグだらけで仕様も不明確で資料もない大規模展開システム。
エンタープライズ環境に理解のないシステム開発部署とエンドユーザーの板挟み。
そして僕に下される開発部署とのコミュニケーション禁止の判断。嫌なことから逃げることしか出来ない弱虫はチームのメンバー、そしてエンドユーザー、何より自分を守るためにユーザー部署内で小さなプロダクトマネジメントとエンジリアリングマネジメントを行い、ユーザー部署からそのシステムを支えるプロダクトを作り上げ、数万人のユーザーに届ける事にしました。
理不尽にも思える状況の中、ユーザー部署内でひっそりとプロダクトマネジメントとエンジニアリングマネジメントの手法を適用し続ける。
その目的とその中で起こした変化をお話しします。(本発表は守秘義務に反しない内容とするため、脚色や匿名化を行なった内容となります。実際の会社名、案件内容は一切お話できません)
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Akiko Iwakiri / Junki Kosaka / Koji Shimada / Noriyuki Nemoto / Ryutaro YOSHIBA (Ryuzee) / Tatsuya Sato / Yasuo Hosotani / YUKI TORII / Yuko Kondo - あなたの一歩を後押しした本やあなたの手掛けた本について話してほしい!「旅するAgile本箱」LT #2021
Akiko IwakiriMentorShoeishaJunki KosakaスクラムマスタークリエーションラインKoji ShimadaCEOEnishi Tech Inc.Noriyuki Nemotosenior engineerAgile SapporoRyutaro YOSHIBA (Ryuzee)CTO / Agile CoachAttractor IncTatsuya SatoSoftware DeveloperHololabYasuo HosotaniEditorUltimate Agile StoriesYUKI TORIIweb developpereveryleafYuko KondoEditor in chiefSHOEISHAschedule 2 years ago
90 Mins
Talk
Beginner
昨年のスクラムフェス大阪で好評だった「旅するAgile本箱LT」再び!
旅するAgile本箱は、これからアジャイル開発に取り組もうとしている人たちや既に実践している人たちのために、関連書籍を段ボール2箱、会社やイベントへ貸出す活動です。 これまでに24ヶ所へ旅してきました。 本のセレクトは、アジャイル開発実践者の投票により成り立っており、含まれている本の中には、一般に「アジャイル」「スクラム」や「ソフトウェア開発」に分類されない本も混じっています。 それら含めて、この本箱にある本たちは実践者を何らかの形で助け本たちです。今回の旅するAgile本箱LTも、実践者の皆さんを後押しした一冊、ないしは、心震えた一冊、ご自身で手がけられた一冊、かけた思いの丈を、語っていただきます!
★旅するAgile本箱LT2021:発表順(予定)
- 前説:旅するAgile本箱って?
- 細谷 泰夫さん『Ultimate Agile Stories - 10th Anniversary』
- 根本 紀之さん 『ソフトウェアテスト技法練習帳』
- 鳥井 雪さん 「ダイバシティな絵本」のご紹介(順不同)
『王さまと王さま』 『いろいろいろんなかぞくのほん』 『ふたりのママの家で』 『ジュリアンはマーメイド』 『タンタンタンゴはパパふたり』『ねえさんの青いヒジャブ』『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート』 - 吉羽 龍太郎さん「エンジニア的翻訳術」
- 近藤 佑子さん 「大学生に『書くこと』の授業をしたときに引き合いに出した本」
- 佐藤 竜也さん『達人プログラマー 第2版』
- 島田 浩二さん『ユニコーン企業のひみつ』
- 結び
●ハッカーライフラボスタッフ
・司会:コサカ ジュンキ
・配信:アジャイル札幌のみなさん