チーム バーサーカーズ 〜狂戦士になれと言われた僕らの、がむしゃら1日スプリント
人生初の開発現場は、6人のバックエンドチームがFAPI-CIBAという世界最先端の認証認可サーバー実装をしながら、モバイルアプリや銀行業務システムの開発まで担当する戦場でした———
毎日変わる要求と仕様。政治の絡む技術選定。立ち塞がる大量のRFC文書。
僕たちは、高速でアップデートするチームになる必要がありました。スプリント期間は、2週間から1日になり、モブプログラミングには、知識の新陳代謝が組み込まれました。肥大していく技術分野に追いつくために、勉強タスクを設けて学びを共有しました。
具体的な使いどころに関して、1日スプリントはプロダクトの方向性が定まっていない時に大変効果的でした。プロダクトオーナー側から細かいフィードバックが生まれ、プロダクト像がかたどられていくためです。モブプロは、新しい技術分野の実装時に、開発メンバー間の理解のキャッチボールを促した点で有用でした。
このセッションでは、そんな狂戦士の如く戦場を舞った、ぼくらの取り組みと考察を1日スプリント/モブプロ導入事例として共有します。
プロジェクトが始まったが、漠然とした課題解決方針のみで具体的な仕様はだれも言えない。。
誰も対象の技術分野の経験がない。。
これらの状況にある方にとって、日々の働き方のヒントになるような内容にしたいと思います。
Outline/Structure of the Talk
- プロジェクト概要
- 狂戦士にならざるを得なかった、プロジェクトのカオス
- どう解決を試みたか
- 1日スプリント
- 1日スプリントとは
- なぜ1日スプリントなのか
- 具体的な導入内容
- うまくいったこと、いかなかったこと
- モブプログラミング
- モブプログラミングとは
- なぜモブプログラミングなのか
- 具体的な導入内容
- うまくいったこと、いかなかったこと
- 勉強タスク
- 勉強タスクとは
- なぜ勉強タスクなのか
- 具体的な導入内容
- うまくいったこと、いかなかったこと
- 1日スプリント
- これからの課題
Learning Outcome
- 1日スプリントやモブプロの使いどころ例として、参考になるかもしれません。
- 1日スプリントやモブプロを導入する際の参考または反面教師になります。
- なにより、狂戦士の生き様が見られます。
Target Audience
1日スプリント、モブプロに興味のある人。これらの導入に関して赤裸々な話を聞きたい人。
Prerequisites for Attendees
特にありません。
schedule Submitted 1 year ago
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Michael Migliacio - 「モンダイ」が現れた!ゲームでアジャイルを練習しましょう!
20 Mins
Talk
Beginner
プロダクト開発は難しいですよね。コミュニケーションとスキルがとても必要です。よくストレスいっぱいあります。
でも、もしプロダクト開発がゲームだったら・・・
コーチとして、開発チームと仕事を面白くなるためにたくさん実験を作りました。
そのプレゼンには、アジャイルか開発を楽しくなるコツとゲームを紹介します。
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Yoh Nakamura - チームの状況にあったいろいろなタイプのスクラムマスターの見つけ方
20 Mins
Talk
Beginner
「どういう人がスクラムマスターをやればいいんだろうか?」
この質問はチームがScrumに取り組もうとした時によく出てくることの1つです
Scrumにあるプロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者の3つの役割のうち、特にスクラムマスターはわかりにくいようで、この冒頭の質問が出てくるようですしかし、一方で、ScrumGuideには以下にあるようにスクラムが機能するにはとても重要な役割を果たします
スクラムマスターは、スクラムガイドで定義されたスクラムを確立させることの結果に責任を 持つ。スクラムマスターは、スクラムチームと組織において、スクラムの理論とプラティクス を全員に理解してもらえるよう支援することで、その責任を果たす。
では、どのような人がスクラムマスターに向いているのでしょうか?
またプロダクト、チームや組織の状況によってどういうような人がスクラムマスターをするとより良いのでしょうか?このセッションでは、「どういう人がスクラムマスターをやればいいんだろうか?」という質問に、ギルドワークスの現場コーチとして70チーム以上(すべてにスクラムマスターがいたわけではありませんが)を支援してきた事例から自分なりの経験や考えをお話できればと思います
よりよいスクラムマスターと出会える、見つける、なっていくヒントになれば幸いです
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Masamichi Otsuka / Hideo Kobayashi - 経験ゼロからはじめる!10年以上続くプロダクトのアウトカム創出戦略
Masamichi OtsukaEngineering Manager株式会社ラクスHideo Kobayashiプロダクトマネージャー株式会社ラクスschedule 1 year ago
45 Mins
Talk
Beginner
アジャイルの浸透によってプロダクトがアウトカムに目を向けることの重要性が認識されるようになりました。では、従来型の開発プロセスで10年以上開発を続けてきたプロダクト開発チームは、どのように取り組めばアウトカムに目を向けたアジャイルな開発に転換できるのでしょうか?
今から2年前、10年以上の歴史を持つプロダクトが新たなビジネス領域に参入するためにチームを再結成して新機能を開発していくことになりました。正解がないレッドオーシャンのビジネス領域に飛び込んだ我々はまず開発プロセスをアジャイルに転換する必要性を感じてスクラム開発を取り入れようと試行錯誤していました。そんな中、関西でアジャイルコーチとして活動されている中村洋さんと秋元さんが開催していた相談会をたまたま見つけて相談しました。そこでホワイトボードの中央に書かれた言葉が「アウトカム」でした。
何のためにプロダクト開発をアジャイルにするのか?開発プロセスを変えてアウトプットを増やすだけではなく、ビジネスの成果=アウトカムにつなげなければ我々の課題は解決しないと気付かされました。「アウトカムは何か?」を問いかけ続けてプロダクトを成長させていくことがアジャイルの本質だと気付きました。
アウトカムを得るためにはプロダクトとその顧客をよく知る人の存在が重要だと考えました。そこで、チームで一番のベテランエンジニアが経験ゼロからプロダクトマネジメントを担当することになりました。そこから1年間、まずは開発チームにスクラムを取り入れて、新体制のアウトプットを安定させる事に取り組みました。その間にプロダクトマネージャーはスクラムのプロダクトオーナーとしての振る舞いを学びました。そして2年目、プロダクトのアウトカム創造をチーム目標に設定して本格的にプロダクトマネジメントに取り組みました。
2年前の再結成からチームのマネジメントを担当しているエンジニアリングマネージャーと、自身も新たなステージへ飛び込んでチャレンジしているプロダクトマネージャーが、アジャイルを取り入れてプロダクトのアウトカム創造に試行錯誤してきたチームの取り組みについてそれぞれの視点でお話しします。
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Kei Nakahara - 老舗メーカーにみんなでアジャイルを導入してみました ~「俺がやる!」から「みんなでやる!」に至るまで~
45 Mins
Talk
Beginner
既存の組織体系やマインドが色濃く残る老舗メーカーで、健全なソフトウェア開発を実現できるよう全社的にアジャイルや要求開発の導入を推進してきました。
2016年に、ほぼ私一人で始めた活動ですが、今では20名を超えるコーチングチームを組織するに至りました。
一部の活動は私の手を離れ、完全に社内コミュニティを主体に運営されています。
さらに、毎年開催している社内のアジャイルカンファレンスは、17年時点は約450名ほどの参加者だったのが20年には倍の約900名にまで増えました。
さらにさらに、私が支援した社内のサービス開発チームが、SFOにプロポーザルを出すに迄いたりました。ここに至るまで経緯や具体的な施策、現在直面している困難と課題についてお話しさせて頂きます。
現在の途中経過ではありますが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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Mark Ward - 独立QAチーム1年戦記:スクラムの外からチームと組織の品質を創る道 / An Independent QA Team's 1 Year's War: Way to Create Quality of the Teams and the Organization from the Outside of Scrum
45 Mins
Talk
Intermediate
English follows:
「[email protected]([email protected])を取り入れた100名ほどの開発組織で、スクラムに入らない独立したQAチームが活躍している」と聞いたら、もしかしたら奇異な感じを受けるかもしれない。スクラムではチームであらゆることが完結することを理想とするため、当然テスター(QAエンジニア・テストエンジニア ・などなど)もスクラムチームに入るべき、と考える方がスクラム実践者にとっては自然だからである。あえて、その自然に逆らって、私たちQAチームは独自のビジョンを掲げた「ビジョナリー・QA(Visionary QA)」として、独立した立場から品質向上という成果を上げようと奮闘している。このトークではそんな私たちQAチームの1年戦記をありのままに扱いたい。
開発プロセスの高速化が進み、多くの企業でアジャイル開発が取り入れられ、過去の当たり前が当たり前でなくなっている中で、QA界隈ではどうやって価値を提供するか頭を悩ませている。あくまでもテストにこだわる者もいれば、スクラムマスター・プロダクトオーナーの視野を得るべく資格を目指す者もいる。2009年に翻訳出版されたリサとジャネットによる『実践アジャイルテスト(Agile Testing)』(翔泳社)は国内のテスターに広く読まれているが、最近版元品切になっていることもあり、手に入りにくくなっている。さて、テスターは異質な存在のひとつとして見なされている。ご存知の通り、スクラムガイドにはテストやQA活動をどのように行うべきか、言及されていない。3つのロールに「テスター」の文字は無い。よって、テスターのあり方はそれぞれの組織で模索するしかなく、特にテスターをスクラムチームに含めるべきか否かという議論は継続的に行われている。先にもあげたように、スクラム実践者にとってはテスターがスクラムチームに入ることは自然であると感じられ、実際そのようにしている組織が多いが、それぞれにメリット・デメリットがあることから、あらゆる組織で通じる答えは今のところ無さそうだ(テスターとして仕事をしてきたメンバーがスクラムチームの開発者の一員としてどれだけクロスファンクショナルに動けるか、という点が特にネックなように思える)。
このトークは、独立した立場で動くことを選んだQAチームの話だ。スクラムチームにテスターを迎え入れねばならないと思っている方にはそうでない可能性を示す一方で、やはりスクラムチームに開発者としてテスターを加えるべきだと結論づけるオーディエンスもいらっしゃるかもしれない。スクラムチームとテスターの一筋縄ではいかない関係を、1年間の実例をもとに、一緒に考えようではないか。
"In a 100-strong software development organization which runs [email protected], an independent QA team works well." ––it may sound strange to you. Ideally, in Scrum, everything should be done in one scrum team, so it is natural for Scrum practitioners that testers (QA engineers, test engineers, etc.) should join a scrum team. Daring to go an unnatural way, our QA team struggles to achieve quality improvement results from an independent standpoint as "Visionary QA" with its vision. I want to treat our QA team's year-long battle story as it is in this talk.
Development processes are getting faster and faster. Many companies are incorporating agile development. The commonplace of the past is no longer the norm. In this fast-changing age, the QA industry is struggling to figure out how to deliver value. Some testers are more concerned with testing, while others aim for the certification to learn a Scrum Master/Product Owner's perspective. The excellent book, "Agile Testing" by Lisa Crispin and Janet Gregory (Addison-Wesley), which was translated in Japan in 2009 by the domestic publisher Shoeisha, has been widely read by testers in our country. Recently, however, it isn't easy to get due to out of print.
Testers tend to be seen as one of the heterogeneous entities. As you know, there is no mention in the Scrum Guide on how testing and QA activities should be done. There is no "Tester" in the three roles of Scrum. Therefore, each organization has no choice but to explore the nature of testers. In particular, there is an ongoing debate on whether or not testers should be included in Scrum. As mentioned earlier, it seems natural for Scrum practitioners to have testers join Scrum, and indeed many organizations are doing so. Still, since each has its advantages and disadvantages, it seems that we don't have an answer that works for all organizations at the moment. One of the problematic points appears to be how well testers can work cross-functionally as a "Developer" in Scrum.
With this session, which is about a QA team that chose to work independently, some attendees who feel testers should join a Scrum team may get a chance to notice the other possibility, and others may conclude that Scrum teams should still include testers. Let's take a look at the tricky relationship between Scrum and testers with the help of a year's worth of examples. -
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Kazuki Mori / Takahiro Kaneyama - ふりかえり手法のおもちゃばこ〜最近生まれた新しいふりかえり手法をお届け!〜
Kazuki Moriふりかえり&Miroの黄色いエバンジェリスト野村総合研究所Takahiro Kaneyamaスクラムマスター、PMO野村総合研究所schedule 1 year ago
45 Mins
Talk
Advanced
みなさん、ふりかえりは楽しんでいますか?
うんうん、いいですね!私はすっっごく楽しんでいます!!この2-3年、ふりかえりのことを発信する人たちが増えてきました。
日本で初開催された ふりかえりカンファレンス では、22名もの人がふりかえりの想いや新しい手法を語っています。
また、ふりかえりamでも、Podcastの中でゲストが様々な手法を紹介してくれ、新しい手法も生み出されています。日々、新しい手法が生み出されているふりかえり。
このセッションでは、近年生み出された手法を紹介していきます。
どれも楽しくわくわくする手法ばかりですので、気になる手法を真似してみてくださいね! -
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Fujihara Dai - アジャイルコーチ、スーパーアジャイルコーチ、ウルトラアジャイルコーチ、それぞれの10年
45 Mins
Track Keynote
Advanced
2010年にフロリダで開催されたAgile conferenceに参加していらい、「よりアジャイルなチームを作るためには?」を考え続けてきたようにおもいます。僕の関心は常に「アジャイル開発」です。
当初は企業内のアジャイルチームとして活動し、のちにアジャイルコーチと名乗るようになり、開発現場に立ったり、チームや組織開発を考えたり、「どうやったらもっとアジャイルになるか」を考え続けてきましたが、今もアジャイルコーチとして新しい現場に立つたびに、10年前と変わらず悩み続けています。
10年の経験を得て、これまでにできてきたこと、まだできていないことをふりかえりながら、次の10年をスーパーアジャイルコーチとして現場を成功させ、その次の10年でウルトラアジャイルコーチとして過ごすために必要なことを考えるセッションです。
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Yuya Kazama - 開発が加速していくために、テストコードを書き始める前から考えるべきテストの話
45 Mins
Talk
Beginner
システム開発において、テストは切っても切り離せない存在です。
しかし、「カバレッジを満たすために書いている」「テストコードは書いたが、本番でトラブルが多発している」となっていませんか?
実は、テストコードを書き始める前に既に勝負は決まっています。
本セッションでは、実際に例題を使って皆さんにも考えてもらいます。そして、作業ではないテストについて“体験”し“実感”してもらいます。
本セッションの体験を通じて、「開発エンジニア」「テストエンジニア」がともに考えて作り出す、一歩先行くテストの世界をご紹介します。 -
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aki matsuno - コミュニティ活動で得られた知識と希望~オンライン勉強会に半年で200回参加して感じたこと~
20 Mins
Talk
Beginner
完全未経験&文系でソフトウェア開発の道に飛び込んで3年半、仕事で少しずつ成果が出せるようになったものの、度重なる挫折と大きな無力感を抱いていた自分は、藁にも縋る想いでオンライン勉強会への参加を始めました。
そこで出会ったのは、アジャイル開発をはじめとしたソフトウェア開発を豊かにする多種多様な知見と、常に変化を楽しんでお互いに刺激を与え続けているコミュニティの方々でした。
素敵な出会いに囲まれた自分は、焦燥感から参加していた勉強会が楽しくなるばかりか、これまで嫌いだった"学ぶ"という行為が楽しく感じられるようになりました。
気が付くと、物事を継続することが苦手だった自分は毎週勉強会に参加して毎日読書するようになり、200回の勉強会参加&100冊弱の読書をしていました。そして、コミュニティの方々と一緒に学びを深めるにつれ、知識が身につくのみならず"自分自身と向き合うこと"の重要性を意識するようになりました。
今回は、自分がアジャイル開発や様々な学問から学んだ知識やもらった希望、そして自分に多数の知識と驚くほど大きなエネルギーをくれたコミュニティの方々の話をしてみようと思います。
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Yusuke Amano - すべての社会人に知ってほしい仕事の基礎としてのアジャイル/スクラムの話
45 Mins
Talk
Beginner
アジャイルやスクラムについて学び始め、実際に取り組むと、その原則や考え方がソフトウェア開発の領域に閉じないことを日々実感します。原則を日々の仕事・生活に活かすことは重要ですが、「アジャイル」という言葉は抽象度が高く、開発のイメージも強いため、一般化してエッセンスを伝えるのに苦労している方も多いのではないでしょうか。
スクラムマスターとして、開発に限らず組織の全員が、アジャイル/スクラムの原則を理解して、実践できるよう支援することは重要な活動です。サイボウズでは、数年前から新卒の全社員(+希望者は誰でも)向けの基礎研修としてアジャイル/スクラムの話をインプットしています。
こちらのセッションでは、サイボウズ社内で実施している研修(講義)を社外向けに再編成したものをお届けします。アジャイルやスクラムの考え方をベースに、エンジニアに限らず、チームワークを高め、成果を届ける仕事の進め方の基礎となる考え方・プラクティスを紹介します。
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Koki Kawagoi - スクラムマスターの任命&育成法の紹介2 〜学習科学に基づいた解説を添えて〜
45 Mins
Talk
Intermediate
皆様は、組織でスクラムマスターをお願いするときに困ったりしていませんか?
また、スクラムマスターが、成長していると感じますか?多くのチームの見てきましたが、スクラムマスターの任命時から育成において
うまく仕組みが作れている組織はあまりありません。スクラムマスターの任命にうまくいかなかったり、育てられないと、
スクラムチームのアウトプット・アウトカムの向上がすごく遠回りになってしまいます。そこで、これまで私が実施してきた方法を学習科学の観点から解説しながら、
スクラムマスターとしての任命から育成の方法について紹介します。 -
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manami Ozawa - 外部メンターとして現場に関わる私がメンバーとの会話で大切にしていること
45 Mins
Talk
Beginner
スクラムの活動にはチーム内で話す場面がたくさん設計されていると思います。
話すという行為は言われてみると当たり前なのかもしれないのですが
・ちゃんとチームのメンバーと話せているのか
・聴く耳を持てているのか
・チームメンバーの気持ちを尊重できているのか
・個々のキャリアに向き合えているのか
といった観点を振り返ってみるとどうでしょうか。
話すということはちゃんと考えると結構難しいことだと思います。私は1on1ミーティングを外部の立場から行うなど、職場のコミュニケーションに特化して組織を支援しています。
一見、1対1のコミュニケーションだから、チームの話とは違う印象をもつかもしれません。
でも仕事を行う以上、人と関わるのは必然。複数人行ううちに共通の課題も見えてきます。
いろんな現場にいくと、対話をしているようでできていない現場をよく見ます。
もちろんこんな風に書いている私もうまく話せなかったなぁという体験はあります。このセッションでは、「外部メンターとして現場に関わる私がメンバーとの会話で大切にしていること」として職場のコミュニケーションを行う上でどんな考え、理論をもとに普段行なっているのか、そこを考えるに至った背景や時に失敗したことなどをお話ししたいと思います。話すこととはどういうことかをセッション参加者と一緒に考えられたら嬉しいなと思っています。
※参考スライドとして先日発表した資料を添付します。
この内容をそのまま話すわけではないですが、雰囲気や大枠の流れが似たものになるかと思います。
可能な限り新作を加えた形でお話ししたいと考えています。 -
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Yukio Okajima - 成功と失敗に学ぶアジャイル受託開発の極意
45 Mins
Talk
Intermediate
特にこの数年、日本の受託開発でもアジャイル手法が普及してきている実感はあります。しかし一方、アジャイル受託開発を、日々の当たり前として定着させる難しさも見えてきました。「顧客との関係」「メンバーの育成」「事業の成長」、これらはそれぞれ長い目で取り組む必要があり、かつ相互にトレードオフを含む適応的な課題でもあります。
例えば、次のようなシチュエーションにどのように対応すると良いでしょうか。
- 本来なら受けがたい一括請負によるアジャイル開発を将来有望な顧客から求められたら?
- プロジェクトがピンチ!火消しをすべきなの?チームにまかせるべき?
- ウォーターフォールとのハイブリッドの是非について顧客とメンバーの意見が合わないのをどうすれば?
このセッションでは、受託アジャイル開発を生業とする私たちが、成功や失敗の体験を分析することでたどり着いた「アジャイル開発の組織定着に向けた一つの型」を提示させていただきます。私の立場上、どうしても受注側の視点がメインとなってしまいますが、発注側の方にとっても、ヒントになることは多いかと思います。
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Yuichi Tokutomi - ゲームのように学ぶアジャイル開発
20 Mins
Talk
Beginner
アジャイル開発に興味のあるみなさん、どうやって学んでいますか?
XP の白本から始まったアジャイル開発。その後、たくさんの本が出版されてます。本に書いてあることは良さそうなのですが、実際にやろうとすると分からないことだらけだったりしませんか? スクラム開発をやってるとつもりだった自分のプロジェクトが "ミルクボーイがアジャイルを説明したら" のネタになっててハッとしたりしませんでしたか?
そんなアジャイル開発の入り口にいる人たちに向けて、私がどうやって学んできたのか? 学び続けているのか? XP 白本の発売から 20 年の道のりをお話したいと思います。入り口から一歩進むきっかけにしていただければ幸いです。
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Kenta Sasa - チームや組織を良い感じにするためにやっていること紹介 〜社外アジャイルコーチと社内チェンジエージェントの両面から〜
45 Mins
Talk
Beginner
アジャイルコーチをやっていてよく聞く悩みとしてこんなのがあります。
- もっと良いチームを作りたいのになかなかメンバーが変わってくれないんですよ…
- うちのチームはアジャイルなんですが周りのチームが理解してくれなくて…
- 弊社は古くて堅い文化なので新しいことを始めるのは難しいんです…
では支援を提供している自社ではこのような問題はないのか?と問われると、程度こそ違えどチーム・チーム間・組織の単位で色々な問題はあります。もちろん、私が力になれそうな問題であれば良い感じになるように色々な動きをしています。
社外のアジャイルコーチの場合、期限・頻度・役割といった観点で考えると、実際の現場のチームやメンバーと同等の動きは取りません。一緒に問題や解決案を考えたりはしますが、実際に解決のために動くのは現場のメンバーになります。
逆に社内を良い感じにしようと思った場合、自分自身が当事者であり、実際にアクションを行うのは周りの誰かではなく私です。
私は自身の勤務時間の半分を他社向け、もう半分を自社向けに使っています。アジャイルコーチとして現場の支援をすることもあれば、アジャイルコーチの皆さんに相談をして支援を受けることもあります。社外のメンバーの背中を押すときもあれば、社内のメンバーの背中を押すときもあれば、社外のメンバーから背中を押してもらうこともあります。支援や改善活動の単位も個人/チーム/複数チーム/組織全体と様々です。
といった様々な立場や規模で動いている経験から、チームや組織を良い感じにするために実際にやっていること、結果としてどんなことが起きたのか、気をつけているポイントなどを紹介させていただこうと思います。あくまでもコンテキストありきの事例集ですが、事例ごとに参加者の皆さんとそれぞれのコンテキストで活用できることがあるかも議論しながら進めようと思っています。
私の事例を肴にわいわいしましょー!
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Junki Kosaka - スクラムから見る野中郁次郎先生と組織変革
20 Mins
Talk
Intermediate
RSGT2021をきっかけに2冊の本を読みました。
『知識創造企業』と『ワイズカンパニー』。
この中で語られている、
組織がよりいきいきするを、みんなで実現することに
とても魅せられてしまい、野中郁次郎先生のファンとなりました。20年前に語られていた野中先生のお話を、
スクラムを学んだ目線で読み解いてみると、
非常に面白い要素がたっぷり詰まっていました。野中先生は、1986年に『The New New Product Development Game』という、
スクラムの原点となった論文を書かれたことでも有名です。そんな切っても切れないスクラムと野中郁次郎先生について、
にわかファンのJ.Kが熱狂したポイントを語り尽くします。 -
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Takeshi Kakeda - 個人から始める変化 〜 IKIGAIマップ、マルチ・ポテンシャライト、ザ・メンタルモデルを入口にして〜
90 Mins
Workshop
Intermediate
チームを「アジャイルなチーム」にどう変容させるかという点に苦慮されている方は多いと思います。
「チームの動きがなかなかうまくいかない」「あの人が変えられない」「自分のやり方が間違っている」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そんな時は、一呼吸おいて「チーム」や「他者」ではなく「自分の内面」に目を向けてみましょう。
本セッションでは、チームではなく個人、他者ではなく自分に着目して「自分が変わることで、チームが変わる」という可能性を探ります。
登壇者は、2000年から、XP、スクラムをはじめとする様々なソフトウェア開発、アジャイルの手法・思想・価値体系、パタン・ランゲージやネイチャーオブオーダーなどの周辺の思想も含めて探求してきました。そして現在着目しているのが「個人の変容」です。
Kent Beckは以前、来日した時に「Social change starts with you.」と言う言葉を残しています。本セッションでは「自分が変わる」ということはどういうことなのかをワークを通じて探求していきます。
まず最初に、IKIGAIマップによって自分の今を客観視してみます。IKIGAIマップは自分の今の人生の様子をざっくり俯瞰することができるツールです。
その後、「マルチポ・テンシャライト」という「器用貧乏」を肯定的に捉える考え方をご紹介した後に、自分の内面に目を向けるワークをおこないます。
最後に、「ザ・メンタルモデル」をヒントにして、自身の無意識の振る舞いがどのような現実を作っているのかを見つめます。
自分を内観することで、どのように認知が変わるでしょうか?「そこにあるものを、ある」と認めることで何が変わるでしょうか?
そして、結果として自分の周囲がどう変化するのでしょうか?
様々な手法や考え方を紹介しながら、他者ではなく自分を見つめ、チームが変わるのではなく、自分が変わることで世界が変わるという意味とはどういうことかを一緒に探求しましょう。
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Takaaki Ouchi / Tsutomu Yasui - スクラムボードゲームで楽しく学びを得ませんか?
Takaaki OuchiAgile ConsultantNEC CorporationTsutomu YasuiConsultantself-employedschedule 1 year ago
45 Mins
Workshop
Beginner
スクラムを題材にしたオンラインボードゲームでスクラムあるあるを学ぶワークショップです。
オンラインボードゲームプラットフォーム「asobann」で作成したオリジナルボードゲームをやります。プレイヤーはプロダクトオーナーとなって開発チームと一緒に様々なスクラムあるあるに遭遇し、成長していきます。価値のあるプロダクトをリリースし、お金を一番稼いだプレイヤーが勝利を得ます。
楽しくスクラムを学びましょう。ダイスロール!!
※プレイ人数は2〜4人です。他の方は見学となりますが、体験を希望される方には体験できる場をご用意する予定です。
ボードゲームのストーリーは架空のものです。登壇者の発言は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。 -
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Ryuku Hisasue - 良いチームを形成する方法 〜リーダーのいない組織を大学生が挑戦〜
45 Mins
Talk
Beginner
このセッションでは,大学のPBL(Project Based Learning)でリーダーのいない組織を形成し,その活動の中でどのようにチームが成長してきたかをお伝えします.
いま,日本の大学ではPBLという学習方法が広く実施されています.PBLとは,実際にプロジェクトチームを形成してプロダクトを作る経験を得ることによって,チーム開発やチームマネジメントの手法について学ぶことができる学習手法です.私が所属する大学でもPBLのカリキュラムがあり,スクラムを用いてプロダクトを作るという経験を得ました.しかし,私たちのチームはほかのチームとことなりリーダーを決めずに活動してきました.そして,その結果として,とても良いチームを形成できたと感じています.
リーダーもいなく,開発初心者が集まるプロジェクトで,どのようなことに苦労したか紹介・分析し,そのうえでチームをより良くするためにはどうすればいいかお話ししていきます.
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Takao Oyobe / kyon _mm / Mori Yuya / Toshiharu Akimoto - Deep Dive Experts - 達人が見ている世界を覗いてみよう -
Takao OyobeアジャイルモンスターHoloLab Inc.kyon _mm執行役員デロイトトーマツコンサルティング 合同会社Mori YuyaProduct Management Coachwitch&wizards inc.Toshiharu AkimotoCoach / CatalystKumu Inc.schedule 1 year ago
90 Mins
Talk
Beginner
達人たちが見ている世界を覗いてみませんか
「あの人はこの問題に対してなんて答えるんだろう?」
「あの人はこの答えに辿り着くまでにどういう思考プロセスを経たのだろう?」
「あの人の頭の中身が見てみたい!!」
と思ったことはありませんか?同じようなプラクティスや手法を用いていても、人/チームによってまったく違う結果になります。
つまり現場での成功には、形式的な方法だけでなく、それを扱う人の呼吸、思考、メンタルモデルが大きく影響しているということに他なりません。このセッションでは達人たちが見ている世界を覗いてみる実験をします。
ある分野で研鑽を重ねる達人同士が、お互いにインタビューをすることでお互いの思考を探ります。
ただのインタビューでは見ることができないDeepな世界にDiveしてみましょう。