不快ヲ抱擁セヨ〜アジャイルの力を最大限に発揮する不快感情の扱い方のコツ

location_city Osaka schedule Jul 1st 10:00 - 10:45 AM JST place 四国 people 4 Interested

アジャイルソフトウェア開発(以下アジャイル)は、変化する世界との間で、相互作用の中で、様々な学びや気づきを経て進めていきます。

スクラムでは検査と適応と呼び、XPでは「Embrace Change」(変化ヲ抱擁セヨ)とも表現しています。

変化を抱擁する(受け入れる)とは、「変化はあってはならないもの」ではなく「変化は起きるもの」という前提で扱うという考え方です。

同じように、アジャイルな開発を進めていくと、嫌なこと、見たくない現実が起き、不快な状況に陥ります。

また新しいことに取り組む時、様々な人との関りの中で、恐れや不安に襲われることもあるでしょう。

そういった状況が起きないように「改善していく」ことで対応しますか?「不快な感情をあってはならない」ものと考えますか?

それでは「変化などあってはならない」と計画に固執するウォーターフォールと大差ありません。

本セッションは「不快はあってはならない」とするのではなく「不快は起きるもの・あるもの」として扱います。

その上で、不快の無自覚な回避行動、恐れや不安に駆動されるのではない、不快の抱きしめ方と、その後の行動の仕方を学びます。

 

 
 

Outline/Structure of the Talk

  • アジャイルと不快感情の関係
  • ネガティブ・ケイパビリティ
  • 似非感情を見極める
  • 不快感情のメッセージ
  • 不快感情を扱う
  • 恐れを解体する
  • ソースを見つめる

Learning Outcome

  • ネガティブケイパビリティ
  • 不快感情の意味
  • 不快感情の扱い方
    • 自分自身
    • 他者
  • 行動の際の意識の扱い方

Target Audience

現場に起る不快な状況や、その時に起きる感情に悩まされている人々

Prerequisites for Attendees

特になし

schedule Submitted 4 months ago

  • Junki Kosaka
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    Junki Kosaka - みんなで試そう!自分やチームの本領発揮を引き出すペップトーク!

    45 Mins
    Workshop
    Beginner

    〜選手は体を鍛え技を磨くように、リーダーは言葉の力を磨く〜

    各地で大変ご関心をいただいているペップトーク
    今回は概要はきちんと押さえつつ、
    簡単なワークショップを交えた形式で体験いただきます。

    今まで気になっていた方も
    初めて目にして気になった方も
    ペップトークに触れてみませんか?

    このセッションでは、
    声がけからチームの本領発揮を引き出したり
    自分や周りへの言葉の選び方だったりに役立つペップトークについて、
    簡単な体験を通じてその日から使えるTipsをお持ち帰りいただきます。

    <ペップトークとは>
    アメリカで生まれた、スポーツの試合前で行われる
    選手に向けた激励のショートスピーチから生まれて、
    現在、教育やビジネスの現場でも活用されるようになってきた
    自分や周りへの声がけのことを言います。

  • Kenta Sasa
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    Kenta Sasa - 悩み方の考え方 〜悩みのモンスター化を防ぐために〜

    20 Mins
    Talk
    Beginner

    Scrum Festに参加する多くの方は、複数人でチームを組んで仕事をしていると思います。
    また、所属するチームの外側には様々なチームがあり、複数のチームで構成される大きな組織の一員として働いている方が多いと思います。

    そういった様々な人々が関わる中で仕事をしていると発生してくるものが「悩み」です。例えばこのようなものです。

    お悩み例

    • なんでうちの上司はペアプロの良さを理解してくれないんだろ…
    • お偉いさんと営業が勝手にお客さんと約束してきちゃったけど…どうすんのこれ?
    • 会社の方針が分かりづらいし、みんなバラバラに動いてる気がするんだよなぁ…

     

    このような状況に身を置くのはツラいものです。ツラい環境にいるのは居心地が悪く、ストレスも溜まりやすいため、いくつかの反応を行います。

    • 私は関係ない、どうでもいいや、と割り切る
    • 自分1人でもできそうなことをやってみる
    • 自分の意見をぶつける、愚痴を言う
    • どこか違う組織に移る

     

    悩んだ時に、どんなことを考え、どんなアクションを取るかは非常に重要です。うまくいけば悩みが小さくなったり解決することができます。

    しかし、落とし穴もあります。悩みを解決できる、もしくは悩みを感じなくなるような良さそうなアクションを取った結果、長期的には悩みが肥大化することがあります。肥大化が進み、悩みがモンスターに育ってしまうと周りの人も自分自身も傷つけてしまいます。

    私も過去に色々やっちまった経験があります。今になってはいい経験ですが、その時は「こんちくしょー!」と思ったものです。そういった経験から、悩みとの付き合い方を学び、悩みが育っていかない体になって来ました。今は悩みとか全然なさそうと良く言われますし、Scrum Fest 札幌ではこんなセッションをやったりしています。

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    本セッションでは、私の元気な話は置いといて、悩んでいた過去の話、そこから学んだこと、今悩みを抱えた時にどう捉えどう考えどう行動しているか、をお話しします。皆さんがお持ちの小さな悩みがモンスター化するのを防ぎ、皆さん自身も、周りの人も少しでもハッピーになることを期待してます!

     

  • Tomonori Fukuta
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    Tomonori Fukuta - 田舎で17.5年スクラムやってもままならないから面白いんじゃん 〜It would not be fun when life is easy done by 17.5 years scrum in the countryside〜

    20 Mins
    Talk
    Intermediate

    受託開発の会社で強いチームをつくりたくて、現場と一緒にコードを書くアジャイル専門組織をつくりました!が、JTCの荒波に揉まれる我々!

    • 期待している形で案件が来ない!
    • 支援って、ちゃんと評価されるのか?給料下がっちゃうんじゃないの?
    • 3年単位で大きく変わる企業の勢力図によってトップダウンのアジャイル推進活動の雲行きが怪しく!


    毎年お送りしている田舎スクラムチームの状況をお伝えします!

     

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