うちは特殊だから、と距離を取っていた利用可能なインクリメントとちゃんと向き合ったらチームとして成長できた話

location_city Osaka schedule Jul 1st 02:30 - 02:50 PM JST place スポンサー#2 people 5 Interested

「利用可能なインクリメント」を正しく意識してプロダクト開発に取り組めていますか?

正直、私たちはそれを正しく意識できていませんでした。スプリントの終わりに、チケットの完成時に、私たちは利用可能なインクリメントを作れていませんでした。

しかし、今は違います。

そのきっかけをくれたのは、ビッグバンリリースを回避するために取り入れたFeatureToggles。FeatureTogglesとは、デプロイした機能を顧客にリリース(公開)するかどうかを制御するあいつです。ユーザーに機能を隠しながらメインブランチにマージして本番環境にデプロイだけしておく。細かくデプロイしていくことでコンフリクトを溜め込む心配もなくリズムも作れてアウトプットも出せて精神が安定するぜ!

そう、この一見関係なさそうなFeatureTogglesが私たちに「利用可能なインクリメント」を教えてくれたのです。どういうことか、気になりませんか?

このセッションでは、私たちのチームがFeatureTogglesを使った開発の中で、「利用可能なインクリメントとは何か」「利用可能なインクリメントと向き合うことで明らかになった課題と取り組み」のストーリーをみなさんに共有します。

 
 

Outline/Structure of the Talk

  1. 利用可能なインクリメントとは
  2. でもうちは特殊だから
  3. 【転機】FeatureToggles
  4. 【閃き】フィードバックループをつくりたい
  5. 【気づき】利用可能の利用シーンはひとつじゃない
  6. 課題と取り組み
    1. エピックの定義
    2. Undone workの可視化
    3. Undone workの完成の定義化 & 早期着手化
    4. エピックの相対見積もり
  7.  まとめ

Learning Outcome

  • 利用可能なインクリメントを知ることができる
  • 利用可能なインクリメントに向き合うための取り組みとその効果を知ることができる

Target Audience

利用可能なインクリメントに向き合ってみたい方、チームの成長に興味のある方、促したい方

schedule Submitted 3 months ago

  • Asato Takahashi
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    Asato Takahashi - 「人・プロセス・プロダクト」でプロダクトチームに成っちゃおう!

    Asato Takahashi
    Asato Takahashi
    Scrum Master
    kaonavi, inc.
    schedule 4 months ago
    Sold Out!
    20 Mins
    Talk
    Beginner

    スクラムチームの成長の向き先はどこなのか。スクラムガイドに載っていることを愚直に追い続ければよいのか。スクラムを実践することは大切で困難なことだ。一方で、もっとプロダクトチームとしての成長に目を向けてもいいのかも。でもどうやって…

    スクラムチームをどう支援していくか悩んでいた中、私は書籍『EMPOWERED 普通のチームが並外れた製品を生み出すプロダクトリーダーシップ』からそのヒントを得ました。

    この書籍ではプロダクトマネージャーを評価するための分類として、「人・プロセス・プロダクト」の3つの柱が取り上げられています。そして、この柱を軸にすればプロダクトデザイナーやテックリード向けにもアレンジが可能とされています。

    「この柱はプロダクトチームにも応用できる!」

    このセッションでは、「人・プロセス・プロダクト」の三本柱をスクラムチームの支援にどう適用していくのかを発表します。そして、実際にどんな支援を行うことで”いい感じ”のスクラムチームに成長してきたのかを共有していきたいと思っています。

    きっといろいろな軸でチームの支援をしている方がいると思うので、このセッションを踏み台にして、いろいろな軸を教えてもらえたら嬉しいです。

  • Asato Takahashi
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    Asato Takahashi - なんちゃってスクラムの倒し方 〜とあるチームの冒険譚〜

    Asato Takahashi
    Asato Takahashi
    Scrum Master
    kaonavi, inc.
    schedule 4 months ago
    Sold Out!
    20 Mins
    Talk
    Beginner

    アサインされたチームはなんちゃってスクラムチームだった!?

    スクラムガイドに定義されたロールもイベントも作成物もある。でもなんかうまくいっていない感じ。価値創造はできているのか。目標までに開発は終わりそうなのか。スクラム、なんか辛い…

    そんななんちゃってスクラムを立て直し、より価値を生み出せるチームになるべく1年間いろいろな取り組みをしてきました。このセッションはその中でも、なんちゃってスクラムを倒すためにまず取り組み、効果を実感したアプローチやプラクティスについて共有します。

    • 誰が改善をリードするのか
    • プロダクトバックログはToDoリストか
    • スプリントレビューは受入確認なのか
    • 目の前のスプリントを見ていれば先は見通さなくてよいのか

    これらの戦いにひとつずつ愚直に挑み続け、価値に目を向け価値を届け続けられるチームに進化してきました。

    このセッションが、同じように目の前のなんちゃってスクラムに困っている人の助けになれば幸いです。

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