物語を想像して問いを立ててみよう~「問いかけ」を起点として「コンテキストの違いによる壁」の解消を目指すワークショップ
「なんで?」「どうして?」というという問いは時に凶器になります。
「なんで(私が言った通りにやらないんだ)?」
「どうして(そんな風にしてしまったんだ)?」
そして時に問いという形で指示や命令をすることにもなります。
「こないだ説明しませんでしたっけ?(説明した通りにちゃんとやってくださいよ)」
「これでどうですか?(もう何回も直してるんで、そろそろOK出してくださいよ)」
問いと上手にお付き合いするためには、問いを立てる対象の観察が必要不可欠です。
同時に自分自身を観察する(ふりかえる)という必要もあるかもしれません。
ある一場面を観察したとき、いままで経験してきた物語が違う人たちの間で、その場面をどう捉えるか?
さまざまなコンテキストの違いによる物語の幅にフォーカスすることで、よりよいコミュニケーションや問題解決ができるかもしれません。
「観察」を体験し、「物語を捉える問い」を考えることで、よりよい未来を創るファシリテーションの入り口に立ってみましょう。
※テストエンジニア向け(WACATE2019冬)に実施したワークショップをベースに、XP祭り向けに改変して実施します。
Outline/Structure of the Workshop
- 「問い」ってなんだろう?
- このワークショップを通して解決したいこと
- こんな風に解決するよ
- 「物語」を想像して「問い」を立てる-シンプルに体感しよう
- 「物語」を想像して「問い」を立てる-現実世界に近づけてやってみよう
Learning Outcome
- チームの壁となりがちな「背景・コンテキストの違い」を体感する
- 違いを理解して壁を解消していく方法としての「問いかけ」を考える
- 「問いかけ」の具体的な活用方法を模索していくきっかけに
Target Audience
上司や同僚から「質問」されることが苦手な人、「なんで?」「どうして?」ときいても「思うように答えが返ってこない!」と感じているリーダー・マネージャー、背景やコンテキストの違いに翻弄されている人、コミュニケーションやファシリテーションに興味がある人、改善活動を促進するヒントが欲しい人
Prerequisites for Attendees
あなたが実際に遭遇した【困った場面】【上手くいかなかった場面】を思い浮かべながら、そこにあったかもしれない【物語】を想像しながら参加してもらえると、より悩みを抜け出す糸口に出会える可能性が高くなるかも?