「自己調整学習」の理論から、よりよい学びのプロセスを考える

location_city Osaka schedule Jun 27th 01:30 - 01:50 PM place 三河 people 8 Interested

「自己調整学習」とは教育心理学などの文脈で使われる言葉で、学習が効果的になるように、学習者が自発的に行うプロセスのことです。

私がこの自己調整学習に興味を持ったのは、よりよい学習の理論を知って終わるのではなく、
実際によりよい学習を実践できるようになる理論であると感じたからです。

私は普段、認知科学や学習科学などの分野で、人の理解や学びについての理論を趣味で学んでいますが、
興味深い内容であると思う一方で、他の人に薦める難しさを感じています。
薦められた人は理論云々よりも、実際に役立つ知識が欲しいと考える人が多いと思うからです。

そんな中、自己調整学習の内容は、理論だけでなく、それをより実践しやすい形に落とした内容も扱っており、
これを紹介することで、学習のプロセスを見直すきっかけになるのではないかと考えました。

例えば、「初歩の自己調整学習者」と「上達した自己調整学習者」の比較がされています。
初歩の自己調整学習者は学習課題に興味をもっておらず、上達した自己調整学習者は強い内発的興味を持っています。
初歩の自己調整学習者は結果のセルフ・モニタリングをしますが、上達した自己調整学習者は過程のセルフ・モニタリングをします。
初歩の自己調整学習者はマイナスの評価を能力に帰属しますが、上達した自己調整学習者はマイナスの評価を方略の使用や不十分な練習に帰属します。
こうした具体的な比較は、現在の状態と比較して改善ポイントを考えるのに役立つと思います。

また、自己調整という言葉からは、自分だけの話のように感じるかもしれませんが、
自己調整学習の発達の話では、他者との相互作用の重要性にも触れられており、チームでの学習についても考えることができます。

このセッションでは、メタ認知や動機づけなど、自己調整学習の理論で重要になる考えについて簡単に触れながら、
上達した自己調整学習者を目指すという観点から、より実践的に学びのプロセスについて考えることができればと思います。

 
 

Outline/Structure of the Talk

自己調整学習理論の概要

  • メタ認知
    • 学ぶ力を自律的な調整によって高めていく
  • 動機づけ
    • 自己決定理論および有機的統合理論
      • 自律的動機づけ

自己調整学習の中心的な内容である、メタ認知と動機づけの話を紹介して、学習における自律的な調整の重要性について触れていきます。

自己調整学習をしていくには?

  • 自己調整学習の発達について
    • 影響の源が社会的なものから自己へと変わっていく
  • 初歩の学習者と上達した学習者の違い
    • 具体的な違いを紹介しながら、自己調整学習者の特徴を把握する

他者からの影響を理由とするのではなくて、自分の基準や考えで行動していくことが大事であることを紹介します

まとめ

最後に紹介した内容をまとめつつ、自分に合った方法を自分で見つけていくことの大事さについて触れる予定です。

Learning Outcome

  • 自分以外のすごい人を見ても、動揺することなく落ち着いて自分のペースで学習ができるようになる
  • メタ認知や動機づけの理論の概要を知ることができる
  • 自己調整学習の考え方を通じて、自分の学習プロセスをふりかえる観点や機会になれば嬉しいです

Target Audience

自分の学習方法を見直したい方。他者の学習を支援するのに理論や方法が知りたい方。

schedule Submitted 10 months ago

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    • Miho Nagase
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      Miho Nagase - 今あえてのスクラム

      Miho Nagase
      Miho Nagase
      Agile Coach
      Attractor Inc.
      schedule 5 months ago
      Sold Out!
      45 Mins
      Keynote
      Beginner

      2年目にして大きなチャレンジをすることになったスクラムフェス大阪とその参加者のために、今だからこそ伝えたいことがあります。

      スプリントを回すことに心血を注いでいませんか? 小さな改善を積み上げることに追われていませんか?
      しみったれて硬直したプロセスやツールの話ばかりしていませんか?

      このキーノートは、スクラム実践者がアジャイリストであり続けるために必要な態度について思いを巡らせる時間にしましょう。

    • Yukio Okajima
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      Yukio Okajima / Yuichi Hashimoto - 「ここがアジャイルの世界か」 ~ 業務SEがアジャイラーになるまでの8か月

      45 Mins
      Talk
      Beginner

      巨大ウォーターフォールプロジェクトの一員であった業務SEは、8か月後、重要なアジャイルプロジェクト(※)を任されるエンジニアになっていました。

      「なぜ?」「どうやって?」。このセッションでは、チャレンジした本人(橋本)とそれを支える組織(岡島)それぞれの目線から、次の切り口で明らかにしていきます。

      1. 価値:変化を抱擁する世界へのチャレンジと、それを支援するアジャイル組織の在り方
      2. 原則:本気で取り組むための「ビジネスと学びの両立」「段階的動機付け」「組織能力化」
      3. プラクティス:プログラミング未経験の業務SEが成長するために日々考え実行したこと

      https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57937

    • Yuichi Tsunematsu
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      Yuichi Tsunematsu - スクラム開発におけるマネジメント、目標設定・フィードバック・評価

      Yuichi Tsunematsu
      Yuichi Tsunematsu
      Manager
      Retty Inc.
      schedule 10 months ago
      Sold Out!
      45 Mins
      Talk
      Intermediate

      あなたの組織はアジャイルな開発を志ざし、スクラム開発を取り入れ、素晴らしい結果を得ることができました! おめでとうございます!

      全社共通の人事制度では3ヶ月ごとに個人目標を設定し、メンバーから360度フィードバックを集め、成果を評価します。半年ごとに成果に応じた賞与があり、昇進の機会もあります。上司からアジャイル開発の推進者として信頼されているあなたは「スクラム開発での目標設定・フィードバック・評価はどうしたら良いのか」と相談を受けました。プロダクトの成功にばかり集中していてそのことをすっかり失念していたのです。

      スクラム開発では全員が一丸となり同じ目標を追います。・・・でも個人ごとの目標を決めるルールです。メンバーのキャリア・成長はどう導いていきましょう? 誰が何の貢献をしたのかどう評価しますか?

      アジャイルな開発を長く続けるために、たまにはマネージャーの悩みを一緒に考えてみませんか?

      ※Scrum Fest Osaka採択後、福岡セッション枠の45分で話すことになったため情報を更新しています。

    • Mori Yuya
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      Mori Yuya - 『「高い技術力」「良いサービス」なんだけど買ってもらえない』を解決するアジャイルなプロダクトマーケティングワークショップ

      90 Mins
      Workshop
      Advanced

      このワークショップは一言でエレベーターピッチの強力版です。

      次のような悩みに効果的です。
      ・「良い商品なのに売れない、自社(自分)に強みがあるのにお客様に喜んでもらえない。」
      ・「日々、頑張っているものの報われないことも多く、意気消沈してしまう」

      私は20代前半から新規事業に取り組み、自費でも数百万の借金をするなどして挑戦してきました。良い商品なんだけど売れない、強みがあるのに買ってもらえないとずっと悩み続け、どうしたらお客さんの喜びにつながるのだろうと考え続け、試行錯誤してきました。

      そのうち徐々にうまくいくにつれて、お客さんから「弊社のこと、なんでそんなに知っているんですか? もしかして勤めていたことがあるんですか?」と驚かれたり、喜んで値引き無しに買ってもらえるようになりました。

      その中で学んだ重要なポイントは開発だけでなく、顧客との付き合い方や売り方もアジャイルに適応してくことです。

      今回は「顧客との付き合い方や、売り方もアジャイルに適応してく」ためのワークを行います。顧客と良い関係を結ぶためのヒントがえられるセッションにしたいと思います。

      ・商品/サービス/強みについて考える
      ・顧客を考える
      ・競合を考える
      ・セールス/プレゼンテーションを考える
      ・ロールプレイしてみよう/セールスマップでユーザーにも決裁者にも響くアプローチを整理してみよう

    • Atsushi Nagata
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      Atsushi Nagata - パターンがみせるモブプログラミングの魅力と効果

      Atsushi Nagata
      Atsushi Nagata
      Agile Coach
      Cybozu
      schedule 10 months ago
      Sold Out!
      45 Mins
      Talk
      Intermediate

      モブプログラミングは、いますごく話題になっています。モブはいいという話が多くされてはいますが、具体的にどういうことがいいのでしょうか。そして、モブプログラミングでは何が起こっているのでしょうか。モブで、チームメンバーはお互いにどんなやりとりをしているでしょうか。それがそれぞれにどのように働きかけているでしょうか、その結果、どんな効果が生まれているでしょうか。

      サイボウズでは、日本の開発は全てモブでやっています。そこから戻ることはありません。何が彼らをひきつけているのでしょうか

      私は、そのモブに接した時、衝撃を受けました。そしてその魅力に取り憑かれました。何が起こっているのか、もっと調べたくなりました。そこで、モブのやりとりのログを徹底的に取っていきました。

      そうすると、うまくいっているモブの状態や行動に、あるパターンが見えてきました。しかもそのパターンは、チームで不確実な問題を解決していくうえでのメンタリティーを援けているばかりでなく、高い品質をはじめから埋め込んでいく仕組みを裏付けていました。これを言語として表現して、その言葉で議論していけば、さらなるモブの改善や、モブ文化の伝達に寄与することが期待されます。

      これはあくまでも、サイボウズのケースですが、モブの推進の参考になればと思います。

    • Shuichi Matsubara
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      Shuichi Matsubara - で、結局 "誰に" 価値を届けるの?〜大企業のアジャイル開発で失敗に成功した話〜

      20 Mins
      Talk
      Beginner

      我々は誰に"価値"を届けるのでしょうか?

      エンドユーザー?自動車メーカー?事業部長??

      大企業はPOからエンドユーザーまでが遠すぎます。

      そして、POと開発チームの間にも距離感を感じている方もいるのではないでしょうか?

      では、"価値"とはなんでしょうか?

      ユーザーの求める価値=ステークホルダーの求める価値でしょうか?

      ステークホルダーの求める価値=POの考える価値でしょうか?

      そして、POの考える価値=開発チームの考える価値でしょうか??

      また、"価値"とはどうやったら生まれるのでしょうか??

      失敗に成功した!

      私のチームはとあるWebアプリ開発をスクラムで取り組みました。

      結論を言うと、プロジェクトは予定通りリリースできました。が、その道のりは失敗の連続でした。

      このセッションでは、とあるプロジェクトを通して私たちが経験した失敗談をお届けします。

      しかし、結果的にこの失敗のおかげで私たちはアジャイルの原則に立ち返ることができ、開発チーム、PO、ステークホルダー、プロジェクトに関わった全員が大きく成長できました。そう、私たちは失敗に成功したのです!

      皆さまには、プロジェクトの中で価値を生み出し続けるための明日から使える具体的な提案と、という"価値"をお届けするセッションになればと思います。

    • Yukiko Jackson
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      Yukiko Jackson - 発足から現在に至るまでのコミュニティーの足取りと、COVID19が及ぼしている変化

      20 Mins
      Talk
      Intermediate

      アジャイルをカリフォルニア州で2014年から全社レベルで導入してから現在に至るまでの経緯と、今まさに起こっていること、そしてCOVID19がどう影響したのか、最後に今後の仕事のやりざまがどうなっていくのか(私の所見を)お話ししたいと思います。

    • Mikito Kobayashi
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      Mikito Kobayashi / Tatsuya Kitahara - [ディスカッション] 組織の壁を乗り越えるスクラム

      45 Mins
      Talk
      Beginner

      アジャイルって理想はフラットな組織だけど、実際は縦割りの組織をフラットにするのはそう簡単じゃない。

      社内の様々な組織の壁が邪魔をしてアジャイルがうまく回らず、チームが途中で解散になり、アジャイルって結局あまり効果が出ないと結論づけられてしまうことも多々あります。

      そんな組織の壁に悩まされて思うようにスクラムを回せていない方は是非ご参加くださいさい。

      どんな組織の壁にぶつかり、この壁をどう飛び越えているのか、みんなでシェアし合いディスカッションしてみませんか?

      ※本セッションでは、前半のプレゼンテーションに基づき、参加者の皆様から質問やコメントをいただきながら、ディスカッション形式で議論を進めていきます。

       

      ※全セッションDiscordで行います。Discordにログイン後、#agilejapanチャンネルへお越しください。尚、本セッションの録画はありません。ぜひリアルタイムでのご参加・議論をお待ちしております。また、視聴のみの参加も大歓迎です!

      プレゼンター:アジャイルジャパン実行委員 小林幹門
      ファシリテーター:アジャイルジャパン実行委員 北原達也

    • 川渕 洋明 (bucci)
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      川渕 洋明 (bucci) / Ayana Chandler / Rochelle Kopp - [ディスカッション] 異文化の壁を乗り越えるスクラム

      45 Mins
      Talk
      Beginner

      外国人メンバや海外支社チームと5年以上働いてきた今だからこそ強く思うこと。
      実体験を赤裸々に語りつつ、みなさんの疑問やご相談にざっくばらんにお応えします。

      外国人だけが「異文化」というわけではありません。

      既存文化の国内企業にアジャイル開発を提供・導入支援するなかでの苦労。
      となりの部署・チーム・席の方と、ともに価値を紡ぐには。

      広い意味で「異文化な人」との仕事に悩んでいる方、是非ご参加ください。

      ※本セッションでは、前半のプレゼンテーションに基づき、参加者の皆様から質問やコメントをいただきながら、ディスカッション形式で議論を進めていきます。

      ※全セッションDiscordで行います。Discordにログイン後、#agilejapan チャンネルへお越しください。尚、本セッションの録画はありません。ぜひリアルタイムでのご参加・議論をお待ちしております。また、視聴のみの参加も大歓迎です!

      ゲストスピーカー:Japan Intercultural Consulting Managing Principal ロッシェル・カップ様
      プレゼンター:アジャイルジャパン実行委員 CI&T Japan 川渕洋明
      ファシリテーター:アジャイルジャパン実行委員 楽天株式会社 チャンドラー彩奈

    • Yasumi Nakano
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      Yasumi Nakano - ウォーターフォールからアジャイルシフトの失敗原因と成功の秘訣

      20 Mins
      Talk
      Beginner

      ウォーターフォール開発中心だった企業がアジャイル開発を導入してみたけど、お試しで終わったり、うまく行かなったりしているケースを多く聞きます。ユーザー企業やSIer企業などアジャイル導入で悩まれている方向けに、従来開発(ウォーターフォール)との違いや、アジャイル導入における失敗例などを交えながら、成功に導くためのポイントをお話しいたします。

      ウォーターフォール開発のPM、エンタープライズ企業におけるアジャイル導入の経験などから得た学びをもとにご紹介します。

    • Takuo Doi
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      Takuo Doi - 行動分析学でScrumチームの課題を解決してみよう!

      Takuo Doi
      Takuo Doi
      CTO
      Lifematics Inc.
      schedule 10 months ago
      Sold Out!
      45 Mins
      Talk
      Intermediate

      Regional Scrum Gathering Tokyo 2019、Regional Scrum Gathering Tokyo 2020では、行動分析学という視点から見たScrumチームについての考えをお話させて頂きました。そして、この話を聞いて、行動分析学に興味を持ったよと言ってくださった方もいらっしゃました。

      一方で、行動分析学的な観点でScrumチームの課題を自分で分析しようとした場合には、どのように分析をし、どのような点に注意をすればよいかのご質問も頂きました。

      そこで、本セッションでは、参加者の皆様と一緒に具体的なケースを想定し、一緒に分析をし、その行動の改善につなげるための介入の施策を検討してみたいと思います。

    • Yasunobu Kawaguchi
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      Yasunobu Kawaguchi - とにかく明るいオンラインセッション

      20 Mins
      Talk
      Beginner

      たのしいでっせ

    • Yasunobu Kawaguchi
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      Yasunobu Kawaguchi / Miho Nagase / Takahiro Kaihara - プロダクト生存戦略 : スクラムギャザリング東京の10年から学ぶ

      45 Mins
      Talk
      Advanced

      なかなか東京だと実現できない実行委員やスタッフや参加者の方のふりかえりを通じて、東京のRSGTで何が起こっていて、どう思って運営していて、これまでどんな事件があったか、みたいなのを話し合ってみたいです。

      実行委員やスタッフで参加される方、共同登壇者に名前を連ねませんか?2-3人でできればと思います。実行委員で東京のスタッフをされた方にも声掛けしたいです。