QA2AQ(品質保証からアジャイル品質への移行に関するパターン)は、アジャイルの品質保証を学ぶための有用な情報を与えてくれます。現在23あるパターンのうち、2020年8月から、21年10月までに12のパターンを社内で勉強会、ワークショップを開いてきました。もう使っているパターンもあれば、やられていないものもありました。その一部を、2020年8月に、スマートエスイー主催のセミナーで発表したこともありました。(Linksを参照)。
今回の発表は、その中の一つを事例として発表します。
パターン名は ”システム品質:ラジエータ: System Quality Radiator”です。
メトリクスは、CFD(Cumulative Flow Diagram)を用いました。フローの質を測り、それをラジエターで毎日見せることで、チームがどのような行動変容したかというお話になります。
"メトリクスは、メッセージを持つべき"、つまり"Talking Metrics"というのが戦略です。チームをオブザーブし、その兆候から予想されるリスクを、メトリクスを使っていかにチームに気づかせるかがカギになります。なので、メトリクスの形をアダプティブに変化させていきます。
名付けて ”アジャイル・トーキング・メトリクス:Agile Talking Metrics”
メトリクスにはメッセージを込めます。つまりメトリクスが話しかけ、気づかせるようなメトリクスを作りたい、というのが思いです。
それにより、インペディメントを抑え、品質を落とす行動を防いで、チーム全体のレジリエンスを引き出すといった連続した効果を、メトリクスを使ってご紹介します。
38日間の、アジャイル・トーキング・メトリクスを使った品質のラジエータの旅をお話しします