アジャイルなものづくりについて色々なプラクティスを実践されている方が多いと思いますが、
感情を意識したプラクティスの実施をしている例は、あまり多くはありません。
そこで、「システムコーチング」の智慧を日々の支援の中に取り入れることで、個々人の感情や想い・願いを取り込んだ組織作りの提案の一例を紹介することで、
皆様の支援活動にどう活かしていけそうか?を感じてもらえるよう、お話させていだきます。
この「システムコーチング」というのは「関係性に焦点を当ててチームへコーチングを行う手法」の一つで、
様々なワークやツールを通して、
「個々人と組織の感情と意識を、汲み、明らかにし、揃えて、組織活動に活かす」
アプローチを行います。
これをアジャイル支援の中に取り入れる場合の一例としては、
デイリースクラムにて、通例の内容に加えて「今どういう気持か?」「今日はどんな気分か?」などを共有するステップを取り入れ、
その際に、ポジティブな感情や、ネガティブな感情もチーム全体で受け止めるようにします。
というのは、個々人の感情は、チームとの活動や心理的安全性に多大な影響を与えるのですが、チーム及び本人にマイナスの影響が及ぼさないような効果があるためです。
感情が人の行動やモチベーションを支配するパワーは非常に強いですが、
それを日々のチーム支援に、有効に活かすことができれば、
継続的に、顧客が望む真の価値が提供できるチームになれるはずです。
他にも様々な期待効果や、取り入れ方のアイデアがありますが、
チームの状況により適切なアプローチの方法が違うため、
比較的簡単に取り入れやすそうな、ワークやツールを挙げてお話できればと思っています。
※システムコーチング®、Organization & Relationship Systems Coaching®、ORSC® は、CRR Global Japan 合同会社の登録商標です。http://www.crrglobaljapan.com