スクラムマスターのトレーニングを完了した直後にスクラムマスターがハマる罠。
その一つに、トレーニングで得た知識をそのままチームに適用する!というものがあるのではないでしょうか?
知識の押し付けですね。
私も初めてスクラムマスターに挑戦したとき、思いっきり失敗しましたw
トレーニングでこう教わったからこうなんです!!!
あぁ、恥ずかしい…
月日は経ち1年半後、新チームの立ち上げに関わることに。
初挑戦の失敗と、それまでの経験を活かして取り組むことを心に誓い臨んだチーム作り。どのように取り組んだのでしょう?
知識の押し付けで失敗した初挑戦。
それなら、知識は教えない!教えるにしても最小限。
体験を最大限に活かす!
開発者にスクラム経験者が1人いたものの、はたして教えるより体験重視の方針で上手くいくのでしょうか?
チーム開始時点でのスクラムの意識はこれくらい。
- スクラムのイベントは全部やってみよう
- スクラムの作成物は全部作ってみよう
各イベントと各作成物の概要だけ伝えて、いざスタート!
当然のことながらスタート時点ではイベントをこなすだけ、プロダクトを作るだけ、とりあえずやってみてます!の活動が続きます。
そんなチームですが、
チームで良い活動をしていこう!
良いプロダクトを作っていこう!
そんな気持ちは持っています。
ふりかえりも真剣にしています。
真剣に取り組んでいるので、
ふりかえりで、課題がどんどん出てくる。
出てきたものを少しずつ改善していく。
上辺の改善だけではダメだと気づき、意味を考えるようになる。
形だけで始めたスクラムが、いつの間にか、
スクラムの良さに気づき
チームで取り組んでいる状態に。
本セッションでは、2年間毎日書き留めたチームの活動記録とふりかえりを元に、チームがどう変わっていったのか、チームメンバーの視点を中心にお話します。
スクラムマスターとしてどう関与していったのか、ちょっぴり入れられればなとも目論んでいます。