スクラムでもなんでも、一緒に働く仲間と関係性が悪いとうまくいかない
これは人間関係を軽視していた結果一緒に働く仲間から避けられていたマネージャーが、アジャイルに向き合うことで、慕われるようになるまでの奮闘記です。
元々はスクラムチームが取り組んでいるプロダクト(およびプロジェクト)のマネージャーだった私は、メンバーとの関係性を軽視した状態でプロジェクト推進を優先し続けた結果、スクラムマスターによってスクラムセレモニーから追い出されてしまいました...。
自分は良かれと思ってチームに関わっていましたが、むしろ私がいることでチーム内のコミュニケーションや意思決定が効果的・効率的になっておらず、ある意味自分がボトルネックになっていたようでした。
このままではいけないと思い、人との話し方やチームが大切にしているアジャイル、スクラムについて改めて学び直していったところ、チームが自己組織化することが重要と知りました。
またアジャイルソフトウェア開発宣言に記載の "Individuals and interactions"が 「個人と対話」と訳されていることを自分なりに解釈しなおし、うまく「対話」することで関係性やコミュニケーション問題が改善し、より効率的に成果が生み出せると考え始めました。
この「対話」をするために、まず自分の考え・言動の癖を認知バイアスを絡めて捉え直し、都度「自覚」「捉え直し」「改善」を繰り返していき、ある時からチームや関係する方々から雑談・相談を持ちかけられるようになったりと、徐々に慕われてきたと実感するようになりました。
またチームだけでなく他事業部の方からも「とりあえずなんか困ったら相談する相手」というなんともマネージャー冥利に尽きる称号を得ることもできましたw
ここに至るまでの奮闘記を「嫌われ期」「気づ期」「改善期」に分けてお伝えできればと思います。
このセッションを通して、同じようにスクラムチーム外のマネージャーでも、良い関係を保ちつつ成果を最大化したい方の後押しになればと思います。