私たちのチームでは、金融系のお客様と共にリーンXPとアジャイル開発を合わせた手法でプロダクト開発を行なっています。
チームの発足から2年経ち、開発プロセスは上手く回る状態になっていましたが、チームはあるモヤモヤを抱えていました。
それは、毎週ふりかえりをやっているけどあまり上手くできていない気がする、改善には繋がっていない気がする、というものです。
毎週1時間ふりかえりの時間を確保し、チーム全員が参加している。
お酒があり、雑談やプライベートな話題も多く、心理的安全性も保たれている。
しかし、改善のためのアクションは出ないし、アクションが出てもなかなか実行されない。
そんな状態だったふりかえりの改善に取り組み始めて1年が経ちました。
ふりかえりの目的や目指すチーム像を改めて確認する勉強会から始め、
ふりかえりのふりかえりを繰り返し、改善につながるふりかえりになるよう少しずつカスタマイズしていきました。
始めて半年経つ頃には、アクションを出しやすく、実行されやすくする施策が生まれ、変化や成長を楽しむ雰囲気がチームに根付いてきました。
さらに半年が経った今、チームのメンバーが半分以上入れ替わる中でも変化や成長を楽しむ雰囲気は受け継がれ、チームのふりかえりは進化を続けています。
今回は、ふりかえりの改善の中で学んだ、チームの変化や成長を楽しめるようになるコツや新しい取り組みをチームに根付かせるコツについてお話しします。