Shinya Ogasawara
Manager
Rakuten Inc.
location_on Japan
Member since 2 years
Shinya Ogasawara
Specialises In
への参加を通じて、2016年から、人の認知に関する学習を続けています。
当然専門家と比べれば知識はありませんが、学習の中での発見は多く、
普段の生活や仕事に役立ちそうなことも多いため、学んだことを紹介していければ良いなと考えています。
(そして、新たな読書会仲間を獲得して、建設的相互作用により学びをさらに深めていくのが目的です)
普段の業務ではエンジニアチームのマネージャーをしています。
人や組織の動きを観察しやすい立場にあるので、そういった経験を生かした共有もしていければ。。
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とにかく知り合いを増やすことを目的とした会
Shinya OgasawaraManagerRakuten Inc.Saito NorihikoAgile CoachGrowth Architectures & Teams, Inc.schedule 3 months ago
Sold Out!100 Mins
Workshop
Beginner
- 特に知り合いもいなくて、他の参加者と話すことなくセッションを聞くだけで帰ってしまうなあ。
- ネットワーキングパーティで楽しそうに話している輪に入りたいけど、浮いてしまいそうで怖くて近寄れない。
- これまで話したことのない人と話してみたいけど、なかなか話しかける機会を見つけられない。
過去の自分がRSGTで感じていたことです。
その当時は、せっかくの機会を無駄にしているような残念な気持ちになることもありました。それから、少しずつ色んな方と知り合う機会に恵まれた結果、
RSGT2020は、自分史上、一番色々な方と話すことができました。そうしたらRSGT2020は、これまでと比較にならないぐらい最高の時間になりました。びっくりしました。
RSGTが終わった後も、何かと交流する機会があったりして、コミュニティが最高に楽しくなりました。こういう場に来たとき、話せる相手がいることのありがたさを痛感したので、
話せる相手を見つけることを目的とした時間があっても良いのではと思い、このプロポーザルを作りました。ネットワーキングパーティ以上に真面目にネットワーキングしていきたいです。
まずはお知り合いになりましょう!!
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メンバーの自律について考えていたら自分が自律していないことに気付いた話。そして、自己調整学習との出会い。
20 Mins
Talk
Intermediate
「相手とのコミュニケーションがうまくいかない。こちらの意図がうまく伝わらない」
「マイクロマネジメントをしたくないけど、メンバーをどこまで信頼して良いのか分からない」
「モチベーションが高くないメンバーに、どのように指導して良いのか分からない」このようなことはよくある悩みではないでしょうか。
私は、普段趣味で教育心理学や認知科学などの分野を学んでいることもあり、そうした分野の中に、こうした他人とのコミュニケーション改善に役に立ちそうな内容がないかなと考えていました。
そこで出会ったのが、「自己調整学習」です。
「自己調整学習」とは、主体的にやり方を決めて、モティベーション高く学習を行うことなのですが、ふりかえりで改善を行うことも学びの1つだと考えれば、このような自律的な学習を促進することで、こうした問題を解消することができるのでは!と期待したのです。
自己調整学習では、「初歩の自己調整学習者」と「上達した自己調整学習者」の違いが具体的な内容で比較されています。
例えば、以下のような比較があります。
初歩の自己調整学習者
- 学習課題に興味をもっていない
- 結果のセルフ・モニタリングをする
- マイナスの評価を能力に帰属する
上達した自己調整学習者
- 学習課題に内発的興味をもつ
- 過程のセルフ・モニタリングをする
- マイナスの評価を方略の使用や不十分な練習に帰属する
あなたは、初歩の自己調整学習者と上達した自己調整学習者のどちらに近そうでしょうか?
私は、自分が上達した自己調整学習者になれていない部分が多々あるなということに気付きました。
相手とのコミュニケーションがうまくいかないとき、それを相手のせいだと思ってしまう自分がいることに気付きました。これは、自分を責めたり、責任を強く感じるというような話ではなく、自分が学習する機会を失わないようにするという話だと考えています。
コミュニケーションの失敗を相手のせいだと考えてしまえば、自分の行動を改善する機会を失います。どうやればうまくできるか、うまくやるためにどうすればより多く学べるか、学ぶ力を高めるための考えとして「自己調整学習」をご紹介したいです。
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「自己調整学習」の理論から、よりよい学びのプロセスを考える
20 Mins
Talk
Intermediate
「自己調整学習」とは教育心理学などの文脈で使われる言葉で、学習が効果的になるように、学習者が自発的に行うプロセスのことです。
私がこの自己調整学習に興味を持ったのは、よりよい学習の理論を知って終わるのではなく、
実際によりよい学習を実践できるようになる理論であると感じたからです。私は普段、認知科学や学習科学などの分野で、人の理解や学びについての理論を趣味で学んでいますが、
興味深い内容であると思う一方で、他の人に薦める難しさを感じています。
薦められた人は理論云々よりも、実際に役立つ知識が欲しいと考える人が多いと思うからです。そんな中、自己調整学習の内容は、理論だけでなく、それをより実践しやすい形に落とした内容も扱っており、
これを紹介することで、学習のプロセスを見直すきっかけになるのではないかと考えました。例えば、「初歩の自己調整学習者」と「上達した自己調整学習者」の比較がされています。
初歩の自己調整学習者は学習課題に興味をもっておらず、上達した自己調整学習者は強い内発的興味を持っています。
初歩の自己調整学習者は結果のセルフ・モニタリングをしますが、上達した自己調整学習者は過程のセルフ・モニタリングをします。
初歩の自己調整学習者はマイナスの評価を能力に帰属しますが、上達した自己調整学習者はマイナスの評価を方略の使用や不十分な練習に帰属します。
こうした具体的な比較は、現在の状態と比較して改善ポイントを考えるのに役立つと思います。また、自己調整という言葉からは、自分だけの話のように感じるかもしれませんが、
自己調整学習の発達の話では、他者との相互作用の重要性にも触れられており、チームでの学習についても考えることができます。このセッションでは、メタ認知や動機づけなど、自己調整学習の理論で重要になる考えについて簡単に触れながら、
上達した自己調整学習者を目指すという観点から、より実践的に学びのプロセスについて考えることができればと思います。 -
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学ぶことの基礎筋力である「メタ認知」から認知科学・学習科学を始めませんか
45 Mins
Talk
Intermediate
私は2016年から教育心理学関係 勉強会/読書会で、継続的に認知や学びについての学習をしてきました。
メタ認知というのはその中のトピックの1つで、認知を認知するメタ認知という考えを持つことで、気付きを得たり、よりよいやり方を見つけたりできるようになるというものです。ここでは認知とは、見る聞く書く読む話す記憶する考える理解する、など、頭を働かせること全般を指します。
メタ認知によって、自分や他人の認知を捉えることは、こうした認知活動を見直し、改善していくことにつながっていきます。
「どうすればもっとうまく話せるか」「自分はこうやって覚える方が得意だ」などの認知もメタ認知の1つです。学習科学の本などを参照しますと、メタ認知やメタ認知によって行われる自己調整学習は、学びにおいて、とても重要とされています。
『メタ認知は知能なのか』という議論があるぐらい、私たちの学習に必要なものですが、一方で、メタ認知は教育可能と言われています。
つまり、筋トレをするかのように、これからメタ認知力を鍛えて、私たちの学習の土台とすることができるのです。このセッションでは、まずメタ認知の概要や活用例、メタ認知の促進の仕方などについて参考書籍とともにご紹介した後、
メタ認知は自分の心の内容やプロセスについて考えることですので、そうした内容を研究している認知科学や学習科学の内容は
とても参考になると思いますので、私がこれまで学んだ内容について、時間が許す限り紹介していければと考えています。
(例えば、認知バイアスの話や、モティベーション理論などについての話など)私自身の経験として、認知科学や学習科学などの内容に触れることで、
ものごとの捉え方が変わったり、これまでと違う改善のアイデアが出てくるなど、有用さを感じています。
このセッションが何か新しい気付きのきっかけになれば幸いです。 -
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チームの改善スキルを上げるエッセンス 〜認知科学的な視点から〜
Koki Kawagoiアジャイル支援/組織改善永和システムマネジメントShinya OgasawaraManagerRakuten Inc.schedule 2 years ago
Sold Out!20 Mins
Thought & Practice
Intermediate
最近、チームにおける心理的安全が取り沙汰されています。
しかし、チームの心理的安全だけ確保すれば改善が行われるかというと、必ずしもそうとは限りません。
改善スキルの足りないチームでは、改善がされづらいでしょう。
心理的安全を確保するということは、気づいた改善アイデアをシェアすることができるようになるということ。
だから、改善スキルが低いとせっかくアイデアをシェアできるようになっても、質が上がりません。そこで、メタ認知や思考の抽象化など、認知科学・学習科学に基づいた改善のアイデアの質を上げる方法について紹介します。
心理的安全と改善スキルの両輪で、一人ひとりが質の高い改善アイデアを考えられるチームにしませんか?本講演では、改善が起こるメカニズムと、改善スキルを上げるためのトレーニング方法をお伝えします。
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自分の中の他人を知ることで、自分を変える
Shinya OgasawaraManagerRakuten Inc.Koki Kawagoiアジャイル支援/組織改善永和システムマネジメントschedule 2 years ago
Sold Out!45 Mins
Thought & Practice
Intermediate
「他人を変えることは出来ない、変えられるのは自分だけ」とよく言われますが、
本当に自分のことはよく分かっていて、変えることができるでしょうか。ここでご紹介したいのは、無意識に注目した認知心理学の内容です。
私たちが普段行っていることの中で、意識して行っていることは1割と言われ、9割は無意識に行っています。
実は、その無意識が行った判断に、私たちが意識して行う判断が強く影響を受けているのです。
そして、無意識に行った判断に影響を受けたことを、通常、私たちは気づいていません。例えば、プライミング効果というものがあります。
「緑色から連想するものを教えてください」という質問に対して、その質問をする前に、食べ物の話をしていたら、「ピーマン」や「ゴーヤ」など食べ物に関するものが連想されやすく、
自然についての話をしていたら、「葉っぱ」や「モリゾー」など自然に関するものが連想されやすくなります。
他にも、賢く見える人の話には納得しやすかったり(ハロー効果)、疲れていることで合否の判断が厳しくなり不合格にしやすくなったり、など、こうした例には枚挙に暇がありません。
しかし、私たちは、無意識にはアクセスすることができず、どのように無意識に影響を受けているかを意識することができません。
それどころか、意識して判断したものとして辻褄が合うように、説明を作り上げてしまうのです。
疲れていることに無意識に影響を受けて面接で不合格にしても、「面接相手に魅力がなかった」という説明を作り上げてしまうのです。こうした無意識の働きは、ティモシー・ウィルソンの本では「stragngers to ourselves(自分の中の他人)」と表現されています。
まるで、自分の中に、自分の知らないもう1人の自分がいるように思えるのです。つまり普段の自分の意志決定の中には、自分では気づいていない意志決定の要素が潜んでいます。
例えば、普段の振り返りで決めた内容も、プランニングで考えたタスクもきっと無意識の影響を受けているはずです。
直近で話題になった課題が振り返りでフォーカスされて、Tryにはリーダーが決めた内容が有効そうだと採用されたとき、プライミング効果やハロー効果を受けているかもしれません。
でも、本当に期待する意思決定は、自分たちの持つ課題の中でプライオリティの高いものにフォーカスし、改善効果を生むTryを選択するものではないでしょうか。私は現在、このように無意識の観点で認知を考えることでどれだけ自分の認知が拙いかを知ることができ、それが自分の考えを疑い、自分を変えるきっかけになるのではと考えています。
本セッションでは、無意識にフォーカスした認知やそれに伴うバイアスなどの内容についてご紹介しつつ、どうすれば期待される意識決定や行動を行うことができるのかについて考えていきます。 -
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