私たちが所属している公立はこだて未来大学では、学部3年次に「システム情報科学実習」(通称 : プロジェクト学習)というPBLが行われています。私たちのプロジェクトは、函館のまちの様々な場所にビーコンを設置し、新しい体験の創造やまちの魅力を伝えることを目的としています。
その中で、私たちは、「俺を食ってくれぇ!!」というサービスを考案・開発してきました。このサービスについてですが、突然ですが、皆さん、函館といえば何を思い浮かべますか?
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そうですね!!皆さんが思い浮かべている通り海産物です!!私たちのサービスは、そんな函館の海産物をよりおいしく食べてほしい、そして楽しく知ってほしいという背景で発足しました。このサービスの詳しい内容が気になる方は、是非発表を聞きにきてください。
このサービスを作るにあたって、いくつかの困難がありました。
まずは、チームメンバー全員が等しくチーム開発の経験がほとんどなく、アジャイルやスクラムの知識が不足していることに加え、1か月半という短い開発期間だったことです。そんな中でも、私たちは、サービス完成のためにはウォーターフォールではなく、アジャイルで進めるべきだと考え、アジャイル開発をトライしました。結果的に、独自の取り組みをして絆を深め、話しやすい環境を作ったり、様々なツールやモブプロなどを利用し、タスクの見える化やメンバーの技術への理解を深めたりすることによって、この壁を乗り越えました。
次に、サービスの根幹が大きく揺らぐような事態が起きたことです。このサービスに対しての新たな意見をいただくために、開発と並行して、フィールドワークを重ね、さらに実際に市場の方へインタビューをしました。その中で、様々な方の意見をもらい、私たちのサービスを使う上で、ターゲットの変更や使用場所の変更、データの扱い方の変更などの様々な変更点が浮き彫りになりました。結果的に、サービスの再検討を強いられることになってしまいました。しかし、そんな逆境でも、私たちはこれに動じることなく(嘘です、結構動じてました)1週間でサービスの方針を定め直し、開発に戻ることができました。
今回は、このような山あり谷ありだった私たちのサービスが完成するまでの過程と、その中でのメンバーの苦悩・学びについてを皆さんに共有したいと考えています。