このセッションは、チームの状態を「即興性」の視点でふりかえる枠組みを紹介するものです。また、チームの状態別に即興性を高めるヒントもお伝えします。即興性が高まると、チームは素早く学習することができます。
- チームの状態(Being)をふりかえる新たな視点がほしい
- 素早く学習できるチームづくりのヒントがほしい
- 心理的安全性についての理解を深めたい
といった方におすすめです。
あらためましてこんにちは、インプロバイザーの内海です。インプロヴィゼーション(即興)の専門家として、人やチームの即興性を引き出す仕事をしています。アジャイルコミュニティとの縁もあり、昨年はRSGTやふりかえりカンファレンスにも登壇させて頂きました。
RSGT 2022『インプロヴィゼーション ふりかえりの新世界』
https://speakerdeck.com/callas1900/inpurovuizesiyon-hurikaerifalsexin-shi-jie-rsgt2022-ver
ふりかえりカンファレンス 2022『THE MAKING of インプロふりかえり』
https://speakerdeck.com/callas1900/the-making-of-inpurohurikaeri
そしてアジャイルコミュニティの方と関わる中で感じたのは、「インプロの理論」や「ファシリテーターの視点」に興味のある方が多いということでした。
そこで今回のセッションでは、インプロの理論やファシリテーターの視点をみなさんにお伝えします。(逆にインプロゲームの紹介は今回は行いません。)
具体的には、インプロバイザーがチームをどのように見ているかを、即興性の3要素からお伝えします。また、その3要素のバランスから見える、チームの8類型を紹介します。これにより、チームの状態がふりかえりやすくなるはずです。
さらに、チームの状態別に、即興性を高める方法もインプロの手法からお伝えします。即興性が高まると、チームは素早く学習することができます。そんなチームづくりのヒントになれば幸いです。
即興性を高めることは心理的安全性を高めることでもあります。心理的安全性研究の第一人者であるエイミー・エドモンドソン氏は、即興性と心理的安全性の関係について次のように述べています。
それはいわゆる鶏と卵です。心理的安全性を高めて即興性を高めるのか、それとも即興性を高めて心理的安全性を高めるのか。答えはどちらもイエスだと思います。どこから始めるかは問題ではありません。
https://youtu.be/GSq5_mZprjg?t=990
具体的には、即興性の視点から捉えることで、「ぬるま湯チーム」と「本当に心理的安全性の高いチーム」の違いも分かりやすくなります。心理的安全性についての理解を深めたい方にもおすすめです。
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Special Thanks: このプロポーザルはRyoさんからのフィードバックのおかげで改善できました。