まるで自分たち4人だけ隣のグランドでサッカーをやらされているようだ
と私は思いました。2012年ごろのことです。
約10年前に、まだ設立間もない楽天の札幌支社に中途入社し、
しばらくは社内システムを担当していました。
組織移動により、一般ユーザ向けサービスの担当になり、
最初のBigプロジェクトが楽天のデータセンター移行でした。
全サーバを、物理サーバからVMに変換しつつ旧DCから新DCに移行するというものです。
担当サービスのこともまだ良くわかっていないのに
関係者がどこの誰だかわからない、やらばければいけないことさえわからない。
わかっているのは期限だけ。
自分たちには相手の協力が必要なのに、相手からは必要とされていない。
圧倒的格差。
無理もありません、だって知られてないわけですから。
相手も手一杯の仕事を抱えているなか、なんで自分たちをケアしてくれないんだ
と憤ってみても始まりません。当時は気付けませんでしたが。
本社や発注元企業がリモートになりがちな地方都市では、このような状況に陥りやすいのではないでしょうか?
自分のやり方が正解なんて思っていませんが、札幌で働く皆様の気づきの一助になれば幸いと思い自分がどのようにこの状況を突破したかお伝えさせて頂きたいと思います。