こんにちは、行動力おばけです。
このセッションは、RSGTやスクラムフェスのようなフラットで熱いコミュニティを、日本の伝統的な大企業(以下、JTCと称す)の中にも作って会社の文化を変えていきたい!
と思っているけどなかなか進められていない、継続しない、変化しない!と悪戦苦闘している方々に向けて、全力で背中を押すセッションです。
とある共通の目的を持った登壇者の2名の雑談から始まった社内コミュニティが、社内と社外のドメインの異なる人たちが混ざり合い、一年以上経過した今でも継続している持続的なコミュニティへと成長しました。
この事例を紐解き、JTCのカルチャーを変えていく行動のヒントになるようにお伝えします。
------------------------------------------
社内を盛り上げたい!けど、、、
RSGTやスクラムフェスなど社外イベントで、「よしやるぞ!」と熱量が上って会社に戻ったものの、視聴会や読書会などいざ社内で実践してみてもなかなか継続しない。社内で同じパッションを持った仲間が見つからない。そんな経験ありませんか?
それはなぜでしょう?社内には同じようなパッションを持った仲間が本当にいないのでしょうか?JTCの文化なのでしょうか?
始まりは2021年11月
私たちはJCSQEのソフトウェア品質技術者資格認定を受験しました。お互い一緒に受験したわけではなく、受験日にお互いがSNSに投稿した内容を見て知りました。
川西「来年は中級にチャレンジしようかなー、でも過去問集もないし勉強大変そうだな…仕事も忙しいだろうし…」
松原「じゃあ、一年後に向けて早速来週から勉強会でも始めましょうか」
川西「えっ??」
松原「せっかくだし、社内で声掛けてワイワイやろー」
SQuBOK ABDキックオフ
こんな会話で社内に声を掛け、5人で社内勉強会が試験翌週から早速スタートしました。
5人全員が違う部署で役割も年齢もバラバラ。
勉強方法はワイワイやりたかったのでオンラインのアクティブ・ブック・ダイアローグでやってみましたがこれが大正解。
社内のとんでもないレジェンドが1人参加してくれたことでダイアローグでの学びが深い深い。
毎回勉強会の内容は社内ブログに公開しました。
持続しない社内コミュニティ
しかし、勉強会の仲間は増えませんでした。それどころか、皆さん「仕事が忙しくて」と言って1人、また1人と参加者が減り、ついにはレジェンドさんも来れなくなり、松原と川西の2名、もしくは松原の1人勉強会に。
こうゆう経験は初めてではありませんでした。
松原「やっぱり社内コミュニティは継続しないな…」
と思いながら1人でも継続していましたが、転機は思わぬところからやってきました。
品質ガチ勢が!!
松原は社内ブログにアウトプットするのと同時に、SNSにも発信していました。
それを見た品質ガチ勢が騒ぎ出したのです。
じゅんぺー「おー なんかすごいことやってる!」
ねもと「次週遊びに行きたい気持ちw」
おおひら「楽しそう!」
ハッカーのフリをしたスーツ
別に社内だけに拘らなくてもいいじゃん!
このアジャイル界隈のコミュニティの人たち(ハッカー)も巻き込んで社内のお堅い人たち(スーツ)とワイワイやれたら、この文化を社内に輸入できるんじゃないか。ほんの小さな変化でも起こすことができるんじゃないか。
松原は自分はハッカーだと思っていたが、実はハッカーのフリをしていたスーツだったことに気付きました。
スーツとハッカーでカルチャーバブル
社内に社外の著名人を呼ぶと言うのはスーツたちにとっては見えない壁を作りがちです。
だけど、これはただの勉強会。社内とか社外とかないですよね。
このセッションでは、社内のスーツたちのコミュニティと社外のハッカーたちのコミュニティをフラットに繋いで一緒にワイワイ知識や愚痴をぶつけ合うことで、学びが深まるだけでなく、異なる価値観や文化が混ざり合って持続性の高いコミュニティへと成長した「俺流カルチャーバブルの作り方」を熱く語りたいと思います!
このコミュニティのパッションを自分の社内に持ち帰り、何か新しいことを始めたいと思っているそこのあなた!!
あなたの背中を力強く押させてください。
------------------------------------------
セッション内容
- セッション全体の概要説明(5分)
- 自己紹介
- カルチャーバブル、ハッカーとスーツ、アクティブブックダイアローグの定義や例の説明
- 本セッションで投げかけたいテーマ・課題を参加者と共有
- 本セッションを特に誰に届けたいのか、何を持ち帰って欲しいかを参加者と共有
- 社内コミュニティ形成期(3分)
- 最初に登壇者2名で立ち上げた社内コミュニティの背景と集まった仲間たちのドメインの紹介
- 第一回のABDとFun!Done!Learn!によるふりかえり
- 社内コミュニティ衰退期(2分)
- 参加者の中に社内のレジェンド的な存在がいるか/いないかによって雰囲気が変わる勉強会
- モチベーションの低下に伴い参加率が減少していく勉強会
- これらの問題から見えてくるスーツたちのカルチャーについて紹介
- コミュニティ革命期(4分)
- SNSへの継続的な発信により品質三銃士からの共感を獲得し、講師として招くのではなくメンバーとして巻き込む
- 形式知x実践知=現場の生きた学び
- 異なるドメイン(知識・経験・文化)のメンバーが集まることで起きた社内カルチャーの変化
- まとめ・伝えたいメッセージ(4分)
- カルチャーバブルを広げるパターンに紐づけた僕たち流のカルチャーバブルの紹介
- 殻を破って異物を飲み込め!異なるドメインの文化が混ざり合って生まれるシナジー
- スクフェス=創発場!スクフェス参加をSECIモデルで考えてみる
- 世の中のコミュニティ紹介(2分)
- コミュニティ三銃士への感謝と世の中のコミュニティの紹介